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幻覚パジャマ

窓から入ってくる温かい太陽の光。
今日は、良い天気みたいだ。
「おはよう〜。起こしに来たけど、もう起きてたんだね」
部屋の扉を開け、起こしに来てくれたのは妻。
「おはよう。今ちょうど起きたところ」
「タイミングばっちりね。あなたの友達が来てるよ」
「友達?」
パジャマのまま、玄関へ向かう。
「よっ。元気そうだな」
玄関に立っていたのは、中学時代からの親友だった。
社会人になった今でも唯一繋がりがある奴だ。
「こんな朝早くからどうした?」
「出勤前にお前の様子を見ようと思ってな」
「俺の様子?」
「顔色は良くなったし、体型も少しずつ戻ってきてる。そのパジャマのおかげだな」
「なんだそれ。まるで俺が病人みたいな言い方だな」
「あの事故から半年経つが……外へ出るのはまだ無理か。それじゃ、また来るからな」
そう言って親友は去っていった。
「変な奴だな……なぁ?」
振り向いて妻に言ったが、家には俺一人しかいなかった。


たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。


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