隣席の富士山
教室の窓から見える青い空。
その窓の前に、美しい山が座っていた。
僕の隣席の富士山だ。
「どうしたの?私のことずっと見つめて」
「いや……今日も美しくて綺麗だなぁって思ってさ」
「もう、そんな直球で言われたら照れちゃうよぉ。嬉しくて噴火しちゃいそう」
富士山は真っ赤になり、頭から煙が出てきた。
「富士山!落ち着いて!教室で噴火したら洒落にならないから!深呼吸して!はい!スゥー……ハァー……」
「スゥー……ハァー……」
富士山は僕に合わせて深呼吸をすると、煙が止まり、落ち着きを取り戻す。
「ごめんよ富士山、僕が思ったことを言ったせいで……。これからは言わないようにするよ」
「我慢せずに言ってくれたほうが嬉しいな。私、頑張って噴火我慢するから」
「富士山……」
んー……ダメだダメだ!
富士山を擬人化したノベルゲーを作っていたが噴火エンドしか思いつかず、不謹慎だと言われそうなので、このゲームはお蔵入りにした。
たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。
