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古墳症

胸元に突然出た鍵穴のような赤いあざ。
病院で診てもらうと、先生は鋭い目つきになる。
「このあざって悪い病気なのですか?」
恐る恐る先生に聞く。
先生はカルテを捲り、こっちに向けてきた。
上から撮った古墳の写真。
見ているだけで興奮してきて、息が荒くなる。
「やはり古墳症か」
先生が写真を見せるのを止めると、興奮が収まった。
……なんで古墳で興奮していたんだ?俺。
「先生、古墳症ってなんですか」
「古墳は大王や豪族のために作られた墓。君の身体に古墳型のあざが出たということは、大王か豪族の生まれ変わりを意味する」
「はい?」
先生が訳の分からないことを言い出す。
俺が……生まれ変わり?
「古墳の写真を見ただけで興奮状態になるのが証拠だ。まさかうちの病院に現れるとはな……貴重なサンプルになるぞ。彼を特別室へ連れて行ってくれ」
背後から、看護師達にガシっと両腕を掴まれる。
訳が分からないまま、俺は無理矢理連行された。


たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。


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