曼殊沙華は恋をする
土手一面に咲いている小さい炎のような花。
曼殊沙華という名前の彼岸花だ。
ちょうど今、曼殊沙華まつりが開催されていて、見に来ている人が沢山いる。
普段、花には興味はないが、SNSで曼殊沙華が集まって咲いている写真を見て興味が出た。
近づいて見てみると、形がまるでヘッドスパワイヤーみたいで、頭皮マッサージが出来そうだ。
俺は面白おかしく例えているが、人によっては不気味に見えるだろう。
そんな曼殊沙華の花言葉は『想うはあなたひとり』
見た目によらず一途。
実は俺もそうなんだけど、相手は振り向いてくれない。
とはいっても、俺が一方的に想っているだけだけどな……ははは。
温い風が、俺と曼殊沙華を揺らす。
「ん?あれは……」
少し離れた所で、俺が想っている……好きな人が曼殊沙華を見ている。
これは、チャンスか?
「……よし」
深呼吸し、焦らずゆっくりと歩く。
「君も曼殊沙華が好きなの?」
俺は勇気を出して、声をかけた。
たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。
