連続達人事件
家中を荒らされ、床に物が散乱している一軒家。
刑事見習いの僕は、先輩と一緒に聞き込みと捜査に来ていた。
住人の話によると、泥棒に入られたと言っていたが、先輩は泥棒の仕業ではないと言い張る。
「これは達人の仕業だ」
「え?達人?」
「ああ。これは一つ一つ、各達人がやったんだ」
いや、どう見ても泥棒がやったとしか思えない。
「まず、侵入達人がどこから侵入するか家を調べ、窓から侵入することになったから、窓割り達人が窓ガラスを割った。そして、金目達人と家具達人が家に入り、家具達人が素早く家具を見つけ、金目達人が家具から金目の物を取っていったんだ」
「……その根拠は?」
「窓ガラスが割れてるし、床には複数人の足跡が残っている。つまり、これは連続達人事件だ!」
さすが先輩、幾つもの現場へ行ってるだけあって自信満々だ。
「またお前か!捜査の邪魔だ!刑事ごっこは他所でやれ!」
本物の刑事に叱られ、僕達は現場から追い出された。
たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。
