人生は洗濯の連続

店内のあちこちに置かれた山積みの洗濯物。
私は生まれ育った小さい町で、洗濯代行の仕事をしている。
日に日に洗濯物が増え、今では洗濯機が一日中フル回転で、こっちまで目が回りそうだ。
一人で洗濯するのは大変だが、私は苦に感じない。
洗濯物には一つ一つ物語があって、見るのが楽しいからだ。
例えば、茶色に汚れたユニフォーム。
きっとこれは外の運動部で使われた物だ。
沢山練習して、一生懸命頑張ったから、こんなに汚れたんだと思う。
何度も洗濯したと思われる毛玉だらけの可愛らしいエプロン。
きっとこれはプレゼントされた物で、ずっと使い続けている物なのだろう。
……羨ましいな。
「すいません、洗濯お願いします」
常連の男性客が洗濯かごをカウンターに置いたが、帰ろうとしない。
「あの……俺も一緒に洗濯していいですか?」
男性客の話によると、ここで働きたいらしい。
私の元に春が来た!……いやいや、洗濯人としてしっかり見極めよう。


たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。


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