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ナンパ細胞

商店街を軽やかに歩いている女性達。
どの女性も美しくて、色鮮やかな花畑のようだ。
結局、発作を抑えることは出来なかった。
ナンパ細胞が活発化し、俺は今ナンパがしたくて仕方がない。
政府は少子化を防ぐため、二十年前から産まれた赤ん坊に、ナンパ細胞を注入することを義務化した。
二十歳になってもまだ未婚なら、ナンパ細胞が活発化するという仕組みだ。
逆に二十歳までに結婚すれば、ナンパ細胞を消滅させる薬が貰えるらしい。
抗おうとするが、身体が勝手に女性の元へ向かって動く。
「俺と忘れられない夜を過ごさないかい?」
口から勝手にロマンチックな言葉が出る。
まるで俺が俺じゃないみたいだ。
これがナンパ細胞の力なのか……。
ナンパは一人だけでなく、商店街にいる女の子からお婆さんまで、年齢関係なく次々とナンパしていった。
ナンパの結果は……お婆さんは喜んでくれたが、他の女性達からは変な顔をされるだけで終わり、俺は政府を恨んだ。


たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。


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