だいたいニャー

こたつの上に顎を乗せ、腕をだら~んと伸ばしている先輩。
俺は向かいに座り、先輩の可愛らしい姿を見ていた。
会社にいる時の先輩はザ・エリートって感じだが、俺と二人きりになると風船の空気が抜けたようにフニャフニャになる。
俺には気を許しているらしい。
時計を見ると、時刻は0時近くになっていた。
「先輩、もう帰ったほうがいいですよ」
「ニャー」
「明日月曜だし」
「ニャー」
「先輩」
「ニャー」
いつもの嫌々モードが発動したか。
このモードになると、だいたいニャーとしか言わなくなる。
「ここを私の家とします」
「ここは俺の家で、これは俺のこたつですけど」
「一緒は……嫌?」
先輩は上目遣いで俺に言った。
「嫌……じゃないです」
「よろしい♪」
ニコっと嬉しそうに微笑む先輩。
……なんか、暑くなってきたな。
こたつから出ようとすると、先輩は足で俺の足をガシッと掴んだ。
「ニャー」
結局朝まで、先輩とこたつで過ごした。


たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
以下の記事に詳細あります。


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