子どもの学びから気づいた「楽しい」が生む学習の力
漢字辞典を夢中で読む長男くんの姿
「パパ、この漢字すごいよ!『山』って本当に山の形から来てるんだって!」
(過去の長男くんの漢字エピソードです↓)
食卓で漢字の話で盛り上がった翌日、長男くんは新しく買った漢字辞典を抱えて興奮気味に話しかけてきました。語源が載っている辞典のページを次々とめくりながら、目をキラキラと輝かせています。
そして突然、ランドセルから漢字ドリルを持ち出してきたのです。
「何をするのかな?」と疑問に思い、そっと観察することにしました。
予想外の行動に驚かされた瞬間
長男くんは漢字ドリルをぱらぱらと1枚ずつめくり始めました。そして、気になった漢字を見つけると、別の紙に書き始めたのです。
「まだそこの辺りは習っていないよ」と声をかけると、振り返って言いました。
「この漢字が気になったから書きたくなったの。文章も書いてみたい」
そう言うと、夢中になって書き出し始めました。普段の宿題とは全く違う、集中した表情でした。
兄弟に広がった学びの連鎖
長男くんのその様子を見ていた真ん中くんが、何かを感じ取ったのでしょう。突然立ち上がって、ポケモン図鑑を取り出してきました。そして、ポケモンの絵を丁寧に模写し始めたのです。
「僕も何かやりたい」という気持ちになったのか、末っ子くんも別のポケモン図鑑を開いて、よくわからないながらも線画を描き始めました。
リビングには、それぞれが集中して何かに取り組む、不思議な静寂が流れていました。
「できた!」の瞬間の喜び
しばらくして、末っ子くんが嬉しそうに私のところにやってきました。
「できた!見て!」
紙には「ぼくは、りんごを五かった」と書かれていました。
「上手に書けたね。でも『五つ』の『つ』がいるよ」と伝えると、「そうだった!」と言って、また楽しそうに書き直していきました。送り仮名の存在を初めて知った瞬間でした。
その後も「大きな山」など、形容詞や名詞だけでなく、どんどん文章を書いていく姿に驚かされました。
「なぜ書きたくなったの?」の答えが教えてくれたこと
長男くんに理由を聞いてみました。
「どうして急に書きたくなったの?」
返ってきた答えはシンプルでした。
「書いていると楽しい。できて楽しい」
この瞬間、自分は学びについて深く考えさせられました。
二つの学習スタイルの発見
これまでの自分の学習体験(トップダウン型)
・進学や受験で「ここに行きたい」という目標設定
・目標から逆算した勉強計画
・効率重視の学習方法
長男くんが見せてくれた学習スタイル(ボトムアップ型)
1.一つの「知らなかった」ことを知る喜び
2.「もっと知りたい」という自然な欲求の芽生え
3.「できて楽しい」という感覚の積み重ね
4.点と点がつながり、未来への道筋が自然と見える
学びの相乗効果を目の当たりにして
長男くんが「楽しい」と感じながら学んでいる姿は、真ん中くんや末っ子くんにも良い影響を与えました。一人の学ぶ喜びが家族全体に広がり、それぞれが自分なりの表現方法で成長していく様子は、まさに学びの相乗効果そのものでした。
誰かが楽しそうに何かに取り組んでいる姿は、周りの人も自然と「やってみたい」という気持ちにさせますね。
大人の学びにも活かせる気づき
年齢を重ねると「リスキリング」や「挑戦」という形で学習の機会を設けることが多くなります。
バランスの取れた学習アプローチのポイント
1.目標達成のための計画的学習も大切に維持
2.「今、楽しい」というボトムアップの学習も積極的に取り入れる
3.楽しさが継続的な学習のエネルギーになることを忘れない
4.周りの人にも良い影響を与える可能性を意識する
長男くんから教わったのは、学びの本質は「楽しさ」にあるということでした。目標に向かって頑張ることも大切ですが、今この瞬間を楽しみながら学ぶことで、自然と知識や技術が身についていく。
そんな学習スタイルを、大人の自分も改めて取り入れていきたいと思った、貴重な一日でした。
この記事が少しでも参考になれたら幸いです。貴重なお時間をさいて最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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