英語に高い壁を感じている君へー英語よりキャラよ
・アメリカ駐在での英語力
こう言ってはなんだか、ぼくは一般の人より英語力はある方だ。
いちおう英語ネイティブの国に住み、営業でも英語を使う。それなりに努力もしてきた。
ただし本当に「それなりレベル」なのである。一時は「ネイティブレベルに話せるようになりたい」と意気込んで、持つ時間をほとんどを英語に使っていたときもある。
例えば、英語のTVやドラマを見て、ゲームも英語でプレイすると言った具合に。それはそれで楽しんでいたが。
ネイティブレベルになりたいと思ったのは、最初は憧れからだった。
ネイティブに褒められたい驚かれたい、カジュアルトークを決め込みたいという浅はかな他人由来の欲求であった。
しかし、「憧れ」はいつしか「執着」となり、そしていつしか「惰性」となった。
・語学の限界を知る
そして駐在し2年間程経ち、ふとした時に気づく。いや気づいていたけど目を背けていた。
「そもそも無理」。そして「時間に見合わない」ほんでもって「ネイティブレベルで喋れたといってだから何?」だ
米人と結婚し数十年以上付き添っている日本人妻を何人か見たことがある。
もちろん二人の会話は全て英語。
日本人妻の英語レベルはほとんどが「それなり」なのである。
プロによる適切なアクセント矯正と文法を学び、日常的実践的にいろいろな種類の人達と話し、様々な種類の本やラジオからアウトプットを行い。無数の時間を勉強に割いた者が、やっと「それなり」を脱せる。
※そもそも語学を他人と比較したりレベル分けすることはナンセンスなので
僕なりの「それなり」と言っておく。
そしてネイティブレベルを目指すなど空想にしがみついていた僕は、何度読んでも頭に入ってこない洋書をサッと閉じ、春爛漫の美しいお花畑の脳みそに別れを告げた。
・「ネイティブレベルで喋れたといってだから何?」
「言語とはただのコミュニケーションのツール」とは言い得て妙である。
伝わってしまえば、それ以上のコミュニケーションの不出来や人としての好かれ方は、その人自身の英語力以外の部分に依存する。
例えば、伝える順番だったり、笑顔だったり、積極さであったり。
例えると、いくら念を鍛えたからと言って、肉体的な強さや知能がトンパ並みであればキメラアントを倒すことはさらさら出来ない。
ちなみにトンパは「ハンターになる」という目的意識より、ハンター試験に挑む新人を潰すというズレた思想と性癖を持ちストーリー序盤で姿を消したことを思うと、僕と重なるところがある。
ネイティブレベルで話して何をしたい?という本質的なゴールが無いと時間が無為に過ぎるだけなのである。(僕がしてきたことは完全に無駄ではないと信じているが、あくまで趣味の範囲内で納めることを勧める。)
・TOEIC以上の優良で効率が良い錯覚資産はないよ
TOEICなんて取っても所詮話せない人間だれけでしょ、という考えにはストップをかけたい。
TOEICを見下して良いのは英語が話せる人間だけである。話せない人間がそれを言うのはただの負け惜しみであり、「現実逃避」なのである。「金持ちはどうせ腹黒いんだろう」といった、認知を歪めて心理的有利を図りたい人間の考えである。
ある意味メタ(ヴァーチャル)世界を先取りして現実とは違う場所で生きている者たちの荒唐無稽な戯言である。
大事なことは最後に言うが、中小企業駐在を目指すなら、TOEICは600点最低取っておいたほうが良い。話せるかどうかはまだ先の話だ。一種、「海外に興味ありまっせ」というお飾りのようなものだが、伸ばして750点くらいになれば錯覚資産くらいにはなると思えば立派な土台でもある。
TOEICは、英語が話せない人(会社のほとんどの評価する側の人間)が英語を話せない人を測る、最もメジャーな方法である。
もう一つ言うと駐在サラリーマンであれば、ほとんど喋れない人(あるいはおじさん出川Englishレベル)も無数にいる。
英語は話すのではなく、「伝えられる」=出川レベルが中小企業海外駐在の最低要素だと思えば少しは気が楽になったんではないか。
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