法務視点で読むマンガ〜契約法務編⑭〜


今回は、契約法務編の第十四話です。
前回はこちら:
今回は、「契約内容について口頭でOKをもらっている場合でも、契約書は修正すべきか」というテーマについて、見ていきたいと思います。
男性社員の方は、「こちらが指摘したポイントについて、電話で相手からOKをもらった。このまま契約書を変えずに進めても大丈夫なのか」と疑問を投げかけています。
実務では、契約書のやり取りの途中で、電話やオンライン会議などで条件面の合意に至る場面は少なくありません。
しかし、ここで重要なのは、「口頭で合意した内容」と「契約書に記載されている内容」が一致しているかどうかです。
契約書は、あくまで書面に記載された内容をもとに、当事者間の権利義務を確定させる役割を果たします。
仮に電話で合意が成立していたとしても、その内容が契約書に反映されていなければ、後日トラブルが生じた際に、合意内容を証明することが難しくなります。
特に、契約書に記載のない合意については、「そんな話は聞いていない」「そのような条件ではなかった」と争われる可能性が高いです
そのため、実務上は、合意した内容は必ず契約書に反映させることが重要です。
口頭でのOKはあくまで補足的なものに過ぎず、最終的な判断基準は契約書の記載内容になるという点を意識する必要があります。
契約書は、交渉の過程を記録するものではなく、最終的な合意内容を明確に残すためのものです。
「話は通っているから大丈夫」と安心するのではなく、その内容が書面に落とし込まれているかを確認するようにしましょう。
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ここまで読んでいただいて誠にありがとうございます!少しでも皆様のお役に立つことを祈っております。