法務視点で読むマンガ〜契約法務編③〜


今回のテーマは、契約審査の第三話目です。
男性の社員の方が、法務担当の女性に話しかけています。
男性「明日契約なので、サクッと契約書を見てもらえますか」
法務担当の女性は、思わず頭を抱えてしまいました。
営業担当の立場としては、鉄は熱いうちに打って、早く契約を進めたいという気持ちもあるでしょう。
しかし、法務の視点で考えると、期限が短く、かつ社内で契約することが既に決まっている状況では、十分なリスク回避ができない可能性が高くなります。
その理由として、主に次のような点が挙げられます。
・短時間での確認となるため、契約書の内容を十分に読み込む時間がなく、過去の類似ケースとの比較や検討ができない。
・契約日が決まっている場合、契約書に不備が見つかっても、修正に応じてもらえない可能性がある。
・相手と交渉すべき条項があったとしても、交渉のための時間がなく、条件を受け入れざるを得ない。
一つ目については、法務担当者の経験や知見によって、一定程度カバーできる場合もあります。
しかし、二つ目以降については、相手方の対応姿勢や交渉余地にも左右されるため、結果として何も修正できないまま契約日を迎えてしまうケースも少なくありません。
法務が、できる限り余裕を持って契約審査の依頼をしてほしいと伝えるのは、こうしたリスクを避けるためと言えるでしょう。
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ここまで読んでいただいて誠にありがとうございます!少しでも皆様のお役に立つことを祈っております。