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なんとなく疲れがとれない…その根底にある脳疲労のメカニズム

深夜、資料の同じ行を何度も読み返してた。内容は頭に入ってこないのに、なぜか「もう少しやれば終わる」という気だけはしていて、結局そのまま作業を続けてしまう。

翌朝見返すと、その資料、正直かなり微妙な出来でした。あの時の自分、絶対に判断力が落ちてたはずなのに、やってる最中はまったくそう感じていなかったんですよね。

実はこれ、感覚のズレとして片付けていい話じゃなかったみたいです。ある研究によると、起きてから17時間以上が経った状態の判断力は、飲酒運転の基準とされる血中アルコール濃度と同じレベルまで落ちるとのことでした。しかも怖いのが、本人はそこまでパフォーマンスが落ちてる自覚がない、という点です。

この記事を読むと、脳疲労がそもそもどういう仕組みで起きるのか、なぜ気づかないまま蓄積してしまうのかがわかります。そして、今日から生活に組み込める、具体的な回復の技術も一緒に手に入ります。

脳疲労は「情報処理」と「炎症」でできている

脳疲労というのは、単なる「なんとなく疲れた」という主観的な感覚の話ではなく、情報処理の負荷と、体や思考から来る炎症が組み合わさって起きる、脳の機能低下のことです。処理と炎症が積み重なった分だけ、回復のための時間や工夫が必要になります。

まず情報処理の側面から見てみます。現代人が1日に触れる情報量は、平安時代の人の一生分、江戸時代の一年分に相当するとも言われています。真偽の細かい検証はさておき、それくらい体感として情報量が膨れ上がっているのは、多くの人が実感してることだと思います。

厄介なのは、脳が処理しきれないほどの情報にさらされ続けると、疲れているはずなのに、さらに強い刺激を求めるようになることです。集中力が落ちてくるほど、地味な作業より、SNSやニュースのような、瞬間的に気を紛らわせてくれる情報に流れやすくなります。疲れているのに、さらに疲れる方向の刺激を求めてしまう、という悪循環がここにあります。

もう1つの側面が炎症です。炎症には、体から来るものと、思考から来るものがあります。体から来る炎症は、食生活の乱れなど、身体的な要因によるものです。思考から来る炎症は、同じ悩みを何度も頭の中で繰り返す「反芻」や、ネガティブな情報に触れ続けることによって引き起こされます。どちらも、脳にとっては物理的な負荷と同じように積み重なっていきます。

気づかないまま蓄積していく理由

放置するとどうなるかというと、翌日のパフォーマンス低下はもちろん、自律神経のコンディションが崩れたり、些細なことで苛立ちやすくなったりします。真面目に頑張ってる人ほど、こうしたサインを「気合が足りない」と捉えて、さらに無理を重ねてしまいがちです。

でも冒頭で触れた通り、脳疲労が進んだ状態というのは、本人の自覚とは関係なく進行します。飲酒運転の研究と同じで、パフォーマンスが落ちているのに、本人はそこまで落ちている自覚がない。だからこそ、真面目な人ほど「まだやれる」と思い込んで、脳疲労をさらに蓄積させてしまうんですよね。気合の問題ではなく、単純に脳がそういう仕組みになっている、というだけなんです。

回復のための、具体的な技術

やることは、大きく分けるとこの4つです。

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