レディ・ガガ&トニー・ベネット:Lady Gaga & Tony Bennett "Love For Sale," "Cheek to Cheek"
リリースされたばかりのレディ・ガガとトニー・ベネットの新しいアルバム "Love For Sale"、素晴らしい。単に歌が上手いというだけでなく、スイングしていて、グルービーだ。
この2人、2014年のアルバム "Cheek to Cheek" も素晴らしい。"Love For Sale"は、その第二弾というわけだが、トニー・ベネットは今年で御年95歳、去年からアルツハイマー病ということで、これが最後のアルバムになるだろうとのこと。
NPRのインタビュー記事はこちら。
”Cheek to Cheek" を、最初に聴いたとき、レディ・ガガのあまりの歌唱力が衝撃的だった。愛聴盤だ。
"Love For Sale" の動画もそうだが、こういった曲でのレディ・ガガのダンスは、今風のキレキレダンスではなくて、どちらかというと、ちょっとクネクネした感じの古いスタイルで、セピア色のいい雰囲気が出ていると思うのだけど、どうだろうか。・・・ダンスに関して、音楽以上に知識がなさすぎて表現がアレだけど、勘弁してほしい。
なんでもできる人はなんでもできるものなのだ。
今更いうまでもないことだが、この人は他のミュージシャンとは一線を画した才能があると常々感じる。
あまりに有名な、"The Fame Monster" これもいいアルバムだ。
それにしても、7-8年前だったか、何度かアメリカに出張したが、街角のスポーツバーで大音量で流れる最近の米国発・ポップアルバムのヒット曲は、強いビートと内向きな陰鬱な声で「私は私なんだからほっておいてよ」と噛みつくなようなの曲調が多いように思い、なんだか、歌や身なりの鎧で自分を守ろうと一生懸命な人が多いのかな、と感じてしまった。
今をときめくビリー・アイリッシュも凄い才能の持ち主だとは思うが、同様な感覚があるし、さらにもう少し内向きな閉塞感を感じてしまう。
そういう風に私が思いたいだけなのかもしれない。
他にも、アメリカの女性ミュージシャンは大御所から新旧アイドル、たくさんいるなかで、いきなりビリー・アイリッシュを出すのもどうか、と思ってしまったが、なんとなく成り行きだ。要するに、この人も最近よく聴いている。
それにしてもレディ・ガガ、この人の声は、情感もそうだが、声量たっぷりで力強い。キャロル・キングの "You've Got a Friend" 「君の友達」のピアノ弾き語りもいい。
他にも、ジョンレノンのイマジンや、エルトン・ジョンの Your Song も最高だ。
70's や 80's に馴染みが深い、私のような爺さん世代だと、レディ・ガガのこういった演奏や、トニー・ベネットとのデュエットを聞き入って、この人は、今の時代を突き抜けてしまった強烈な個性と感性を持っているのだなぁ、と単純に思ってしまう。
最後に、レディ・ガガといえば、印象的だったのが、このライブ。A Star Is Born の Shallow 、オスカーでのライブだ。
セレブな情感たっぷり、ロマンティック、こういう世界もあるのですなぁ。うっとり、ちょっとジェラシー。
