エイミー・ハナイアリイ:Amy Hanaiali'i "Aloha No Kalakaua"
「世界の歌姫たち」という我ながらベタな名前だなと思うマガジンを作って、愛している女性シンガーばかり、愛している思いのたけを週1、火曜日に投稿している。今日はその8回目、ハワイから Amy Hanaiali'i エイミー・ハナイアリイだ。
比較的最近、5年前くらいだろうか、きっかけは忘れてしまったが 2001年のアルバム "Pu'uhounua" を MP3 音源で Amazon から購入したのだった。ハワイアンの音楽にはあまり馴染みがないかもしれない(*1)けれども、とにかく聴いてみてほしい。
5年前の秋に、2つの新規開発案件の上位設計の技術検討を平行してリードしていた私は、少しだけ大変だった。2つの案件は、それぞれお客様も違うし、製品の領域が異なり、社内外の関係者がそれぞれまったく別々だった。技術のポイントも抱えるリスクも見えている課題も、まったく違う。そして片方は、私の専門領域・得意領域をはるかに超える広い範囲のとりまとめが必要だったのだ。
日本・中国・ヨーロッパ・米国の各開発拠点との調整や、日本の営業部門と一緒の顧客対応などが毎日朝から深夜、ときには未明まで続き、そして、肝心の技術面の検討も、自分の至らなさを思い知らされるばかりで難航していた。
週末になると、頭もフラフラで脳の芯がジーンと鈍く痺れるような感覚もあり、景気づけに音楽を聴いても、非線形効果による歪だろうか (相互変調歪 Intermodulation Distortion (*2) というヤツだ)、ないはずの高音のトーンが聞こえてきたりして「これはちょっとヤバイかも」と思ったのだった。
そんな、ちょっと天気がよかった2016年10月の日曜日の朝、椅子の背もたれにぐったりと身を任せて、ふと、このアルバムを再生したのだった。
一曲目の "Aloha No Kalakaua"のイントロがスピーカから流れ始めた瞬間から、脳に澱のように溜まっていたいろいろな懸念や疲れがゆっくりと洗い流されていくように感じた。じっとそのまま聴いていた。
脳が洗われていく感覚。わかるだろうか。
一曲目の "Aloha No Kalakaua" は、2012年リリースのアルバム "My Father's Granddaughter" 収録のバージョンもある。こちらはピアノのバックだけで歌っていて、これも美しい歌声をたっぷりと楽しむことができる。
その年、2016年にリリースされていた、"Remembering Napua"もいい。よりハワイアンの要素が強い。
2019年のアルバムも、ジャズの要素もあって楽しく聴ける。
このアルバムも Official Video も YouTubeに上がっている。明るく美しい映像も楽しい。うっとりする。
そういえば、"Chardonnay" という白ワインの葡萄の名前のアルバムも出しているが、自身の名を冠した Hanaiali'i Wine というカルフォルニア・ナパ・ヴァレーのワインもプロデュースしているようだ。まだ飲んだことはなく、ちゃんと調べてないが、メルローとシャルドネがあるらしい。一本 4500円くらいか、ちょっといいワインみたいだ。
公式ページがひっかからなかったので、Facebookのページをリンクしておく。
https://www.facebook.com/hanaialiiwine/
さて、2016年の秋にエイミー・ハナイアリイに癒された私は、その後、そのまま力づくで難局を乗り切り、なんとか2つの開発プログラムをまとめ上げて船出させることができたのだった。
エイミー・ハナイアリイ、そんな特別な感慨も込めて「愛している」と世界中に大声で叫びたい、そんな私にとって大切な歌姫だ。
■注記
(*1) 最近、ウクレレが人気らしいし、サンディ&サンセッツのサンディもハワイアンのアルバムを出しているし、映画「フラガール」も一世を風靡したし、そこでサウンドトラックを担当した日系の超絶技巧ウクレレ奏者のジェイク・シマブクロも有名だから、それに、エイミー・ハナイアリイは来日公演だってしている。ハワイアンはすでに皆、馴染んでいるのかもしれない。
ジェイク・シマブクロはそのうち、毎週木曜日に更新しているマガジン "Heavy Rotation"で取り上げることになるはずである。いつになるかわからないが。。
(*2) 相互変調歪 Intermodulation Distortion
違う周波数の正弦波 (f1, f2 とする) を合成したときにシステムの非線形性の度合いに応じて、もとの信号にない周波数成分、たとえば f2-f1 や f1 + f2 とか、2 x f2 - f1 (一般化すると m x f2 + n x f1; m, n は整数)といった成分が発生すること。
一般に合成回路やアンプなどの能動部品は相応に非線形である。入力のレベルが高くなるとゲインが落ちる。もちろん、同じアンプでも動作点など使用条件によって異なるし、デバイスの材料やプロセスによっても変わる。
完全に線型であれば相互変調歪は発生しないが、受動部品でも、異種金属の接合点(たとえば半田と部品リードのメッキ)や、金属の微小な屑などによって、非常に低いレベルではあるが非線形性を持つ。これらは気になる場合もあるので、特別に PIM (Passive Intermodulation) という。
・・・・という程度の解説で「なるほどー」と思える人はすでにエキスパートで説明不要であろう。わからない人にはさっぱりわからないままに違いない。・・・それでいい。少し高尚な雰囲気を醸し出したかっただけである、許してほしい。
■ 関連 マガジン
1. 好きでよく聴いているミュージシャンを紹介。毎週木曜日に更新中。ギタリスト多め、たまに懐メロ。
2. 愛している女性シンガーに特化したのが、我ながらベタな名前だと思うが「世界の歌姫たち」。こちらはさらに愛している思いのたけのみの記事ばかり、週一、毎週火曜日に新しい記事を書いている。懐メロ多め。
3. いずれも、耳もあまりよくないし、知識も少ない、語彙力もない、なので、基本YouTubeやSpotifyのリンク貼り付けと「好きだー」「愛している」というだけの記事ばかりになっているし、そうなっていく。
私本人が楽しく書いていることだけは間違いない、それだけは伝わるだろう。
