四行詩集 2026.6.25 (4篇)
希死念慮
どこに行くのだろう わたしは
どこに向かうのだろう わたしは
つかれ果てたこころを ぶら下げて
地の果てまでも 向かうというのか
夜は更けゆく
夜は更けゆく
哀しみを一旦引き取って
夜 限りなく自由な それでいて
晏如とした心で 深呼吸する
青空
一面の青空 澄み切った青い空
私は太陽神を讃え
空と一体となってしまいたいような
そんな無邪気なことを考えだす
蛍
宵闇のなかで 今日もずいぶん
詩に熱意を傾けたと思う
ああ 何処かで飛んでいるか 蛍よ
詩人のように 抒情の光をまきちらす虫よ
(2026.6.25)
注…
晏如:心穏やかで落ち着いている様子。
