急増するオープンアクセス誌!抄録情報は鵜呑みにできない!?
研究者が研究成果を効果的に伝達する技術は、科学技術の発展にとって必要不可欠です。学術雑誌は、実に350年以上にもわたって、研究成果の伝達メディアとして重要な役割を担ってきました(Kurata K, et al.2013. PMID: 23658683)。
近年では、論文の読者が費用を負担する購読者モデルから、論文掲載時に研究者が費用を負担するオープンアクセスモデルへと、学術雑誌の形態が変化しつつあります。研究結果を利用する側の論文読者にとって、質の高い学術情報に対するアクセス環境は改善しているといってよいでしょう。
このような学術雑誌のトレンドは、臨床医学系の学術誌でも同様です。しかしながら、購読者モデルを採用する伝統的な医学誌と比較すると、オープンアクセスモデルを採用する医学誌においては、査読の体制なども含め、情報の質が低いとの指摘もありました(Bohannon J. 2013;PMID: 24092725)。
今回の記事では、急増するオープンアクセスジャーナルの実態を踏まえ、論文内容を把握するうえで重要な抄録情報(アブストラクト)の質について考察します。
急増するオープンアクセスジャーナル
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