タミフルOTC化にパブコメ募集開始!ニュージーランドの事例から考える日本の課題
2025年12月9日付で、厚生労働省は抗インフルエンザウイルス薬のオセルタミビル(タミフル🄬)、そしてラニナミビル(イナビル吸入粉末剤)について、スイッチOTC化に関するパブリックコメントの募集を開始しました。
💡オセルタミビル
💡ラニナミビル
パブリックコメントの募集期間は、いずれも期限は2026年1月8日までとなっています。
厚生労働省では「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」において、セルフメディケーションの推進の観点から、産業界や消費者等から要望等された成分のスイッチOTC化を検討してきました。
今回、オセルタミビルやラニナミビルについて、OTC化した場合の効能や効果、OTCとしてのニーズ、OTC化された際の使われ方、OTC化をめぐる課題と対応策などについて、広く国民の意見を募集し、次回以降の検討会議で議論される予定となっています。
これまで国内では、経口抗ウイルス薬や経口抗菌薬は市販されておらず、医療機関を受診し、医師による処方を受けなければ薬剤を入手できませんでした。
病状の的確な判断(診断)や薬剤の適切な使用においては、医療専門家の判断を要すること、安易な抗ウイルス薬や抗菌薬の使用は、薬剤耐性の問題を助長しかねないこと、などがその理由だと思われます。
一方、ニュージーランドではインフルエンザウイルスの流行シーズンにおいて、処方箋がなくてもオセルタミビルを購入することができます(要薬剤師薬)。
今回の記事では、オセルタミビルのスイッチOTC化について、ニュージーランドで行われた研究データを踏まえながら、国内における抗インフルエンザ薬の市販化におけるメリットとデメリットを考察してみたいと思います。
オセルタミビルの市販化に伴う薬剤師の認識と態度
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
