EP(エコノミック・プロフィット)とは何なのか?EPで読み解くADEKAの企業価値
企業が利益を自社株買いなどの株主還元に偏らせず、設備投資や研究開発、賃上げといった将来の成長投資へ戦略的に振り向けることを促すため、経済産業省が2026年7月21日付で実務指針を公表しました。
成長投資ガイダンスと名付けられたこの指針では、企業が成長投資を拡大すること、成長投資と株主還元の適切なバランスを確保すること、そして事業ポートフォリオ転換を推進することなどが強調されています。
また、企業の成長投資が欧米企業と比較して相対的に低い現状や、価値毀損セグメントに対して資本が滞留している点に着目し、このような経営課題を定量的に評価するための指標として価値創造(Economic Profit、以下EP)という概念が明示されています。
EPは、ROEやWACC、ROICなどに代わる新たな企業価値指標として、市場参加者のエンゲージメントに大きな影響を与える可能性があります。今回の記事では、EPの概要を整理したうえで、株式会社ADEKA(東証PRM : 4401)を例に、同社のEPを考察してみたいと思います。
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成長投資を加速させている企業のROEは低い?
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