【「数学が嫌い」の8割は、たぶん小学校の時に決まっている?】|算数|数学|小学校|中学校|高校|勉強|掛け算|九九|
「数学が全然わからなくて……」と相談に来る中高生の隣でノートを見ていると、ある共通点に気づきます。彼らは決して頭が悪いわけでも、やる気がないわけでもありません。
ただ、深掘りしていくと、たどり着くのは意外な場所。 そう、小学校で習う「九九」です。
・「数学の挫折」を辿っていくと、九九に行き着く
「関数の傾きがわからない」「方程式が解けない」「因数分解ができない」と頭を抱えている生徒。 一緒に計算を辿ってみると、実は 「7×8=54」 といった、小さな九九のミスで止まっている子が驚くほど多いのです。
中学生、高校生になって「九九なんて」と思うかもしれません。でも、この数秒の「詰まり」が、その後の数学人生を大きく狂わせています。
・なぜ九九が「致命傷」になるのか
数学は積み上げの学問です。九九が「一瞬」で出てこないと、その先の割り算、分数、因数分解のスピードがガクンと落ちます。もしくは、割り算ができなくなる → 分数が嫌いになる → 因数分解で「組み合わせ」が見つからない → 結局「数学が嫌い」と思い込む可能性もあります。
一番の問題は、脳のメモリが計算に奪われてしまうことです。 計算で脳がいっぱいになると、肝心の「論理」を考える余裕がなくなります。 計算ミスが増える → 点数が下がる → 「自分は数学の才能がない」→「数学が嫌い」という呪いにかかる。 この負のループの入り口は、実は算数にあります。
・「覚えている」と「使いこなせる」の差
九九は単なる暗記ではありません。スポーツの「基礎練習」や「素振り」と同じです。 「えーっと、しちわ……ごじゅう……ろく? いや、しちろく……」と考えているうちは、まだ武器になっていません。
0.1秒、反射で出るレベルまで、小学生のうちに叩き込んでおくことがどれだけ大事か。バットの振り方を考えながら打席に立つプロがいないように、九九を考えながら解く数学もまた、無理があります。
・ 元数学教師からのメッセージ
現場を見ていて思うのは、「中学に入ればなんとかなる」という言葉は、数学に関してはかなり厳しいということです。
だから、今小学生のお子さんがいる親御さんに、元教員としてこれだけは伝えたい。 「九九だけは、呼吸するように言えるまでやっておいてください」と。
「なんとなく覚えた」では足りないです。 「6×7!」と言われたら、0.1秒で「42!」と返ってくるレベル。 それが将来、複雑な方程式や関数に立ち向かうときの、最強の武器になると思います。
ぜひ、やってみてください。共感していただけたなら、スキとフォローよろしくお願いします。
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