生まれて初めてのスポーツ観戦を「カバディ」に捧げた日
私はスポーツが物凄く苦手です。
とんでもないスポーツ雑魚です。
幼児期はほぼ毎年肺炎で入院する程に病弱で、心配した両親がスイミングスクールに通わせてくれましたが、何故か歯が数本折れる程の怪我をして(たぶんプールサイド辺りで転んだ)スクールを辞めて以来、水泳どころか水場全般が大の苦手となり。
小中学生の時はリアルに存在した体育の授業の「はい二人組作ってー」で二人組を作れずにトラウマを作り。
以降運動での良い経験を得ることは無いまま、私は文化系の部活動にハマり、完全にスポーツとは縁遠い生活を送っていました。
そんな日々を過ごし幾年。
今年になって突然、こう思い立ったのです。
「生でスポーツ観戦がしたい」
アイドルの武道館ライブを見たら唐突にスポーツ観戦をしたくなった
先日、私は生まれて初めてアイドルの武道館ライブに行くという経験をしました。
それまでの人生、私はアイドルという職業についている方を推した経験がありませんでしたが、実際に行ってみるとこれがどえらい楽しくて、行って良かったと心から思いました。
未経験なことでも、いざ体験してみると楽しいものがあるんだ。
そもそも未経験では自分がその物事を好きかどうか、楽しめるかどうかすら分からない。
知識を身に着けても、それを実際に自分で確かめないと意味が無い。
そんな学びを、アイドルの武道館ライブから得たわけです。
もっと「初体験」を経験してみたい!
やったことが無いことがしたい!
そんな欲求が心に満ちていく感覚を覚えました。
そこで私は考えました。
今まで自分と最も縁遠かったものってなんだろう?
そのひとつとして真っ先に思いついたものが、スポーツでした。
勿論、全く1ミリもスポーツについて知らなくて超絶無頓着だったというわけではありません。
現代日本を生きている限り、多かれ少なかれスポーツに触れる機会はあるでしょう。
運動部や地域のクラブに所属するまでとはいかずとも、体育の授業や運動会に体育祭、学内スポーツ大会等、否応なしに触れる機会は義務教育のカリキュラム上当然ありますし、オリンピックや駅伝を見た事があるという人は数多く居ることでしょう。
私もその一人です。
2024年パリオリンピックはSNSのフォロワーさんの影響で卓球を見ました。
何気なしに見たスポーツクライミングも楽しく観戦しました。
単純に風物詩という理由で、お正月になると箱根駅伝を観戦しています。
でも、それ以上にスポーツに関わる事はありませんでした。
なんせ苦手意識が強すぎる。
スポーツに必ずと言って良いほど必要な能力があると、私は思っています。
それがコミュニケーション能力。
私にはそれが致命的に欠如しておりました。
もしかしたら個人戦限定の競技ならその限りではないのかもしれませんが、スポーツに触れる機会が授業や運動会くらいだった私にとっては「スポーツ=コミュニケーション」と言っても過言ではなく、陰キャここに極まれり(実際陰キャどころの騒ぎでは無いのですが本記事に直接的には関与しないので割愛)な私にとっては多大なる障壁だったのです。
だから、私はスポーツとは縁遠い生活を送ってきました。
自分でもやらないし、ガチガチで本気の観戦もしない。
私がのめり込めるスポーツは存在しないのかもしれない。
そう決めつけて、生きてきました。
ですが前述の通り、そもそも未経験では自分がその物事を好きかどうか、楽しめるかどうかすら分からないということを学び、やってみないと分からないじゃないかという意識が強くなりました。
そうして私は、スポーツ観戦への興味が急速に増していったのでした。
SNSでの偶然をきっかけに
かくして私は、とりあえず一度でもいいから何かしらのスポーツを生で観戦してみようという意欲が高まりました。
そんなある日、SNSで見かけた投稿がありました。
📣第34回全日本カバディ選手権大会 プログラム掲載のお知らせ
— 日本カバディ協会【公式】 (@jaka_kabaddi) November 10, 2024
プログラムは大会当日に会場で配布予定です。
YoutubeにてLive配信も行う予定ですので、そちらも是非ご覧ください📺️
✅️入退場自由・観戦無料
▼ダウンロードはこちら▼https://t.co/o9Kc2VdMAG
どうやら近々、全日本選手権を行うスポーツがあるらしい。
それがカバディでした。
どうしてカバディを選んだのか?
日本での現実態を述べますとカバディというスポーツはマイナースポーツに当たるようです。
プロを目指すなら本場のインドまで行かないといけないし、そもそも現行ルールを知っている人間が現在の日本にはほぼいない。
そんなスポーツがカバディです。
本記事の主軸となるカバディというスポーツについて、具体的なルールを知る方は恐らく少数派でしょう。
ですので、全く何も分からなかった且つての自分に説明するつもりで、本記事を書かせていただきます。
カバディは鬼ごっことドッジボールが融合したような独自のルールを持つスポーツです。
インド、パキスタン、バングラデシュなど南アジア諸国で数千年の歴史を持つ、伝統ある国技として親しまれてきたスポーツです。
そんなカバディというスポーツを観戦しようと思った理由は大きく2つあります。
①たまたま用事が無い暇な日に全日本選手権があった。
②漫画を読んである程度はルールを把握していた。
この2点です。
①たまたま用事が無い暇な日に全日本選手権があった
2024年11月16日~17日、東京都渋谷区にて、第34回全日本カバディ選手権大会は開催されました。
17日、私は偶然何の予定も無く丸1日暇でした。
更にカバディ選手権は観戦無料で入退場自由らしい。
これが敷居を下げてくれて、見に行こうと思える最大の切っ掛けとなりました。
スポーツ雑魚はちょっとしたスポーツ観戦ですら人生の最大イベント並みにビビる生き物なので、いつ入ってもいいしいつ出てもいいし入場料もかからないというのはとてもありがたかったのです。
②漫画を読んである程度はルールを把握していた
皆さんは漫画等をきっかけに何かを始めた経験はありますか?
インターネットを検索すると、『けいおん!』や『バンドリ』や『ぼっち・ざ・ろっく!』や『ふつうの軽音部』をきっかけに音楽を始めたという人を見かける事でしょう。
スポーツに関しても同様です。
『スラムダンク』や『黒子のバスケ』をきっかけにバスケを始める様に、『ハイキュー!!』をきっかけにバレーボールを始める様に。
学問だと『もやしもん』をきっかけに発酵食品に興味を持つように、『銀の匙』をきっかけに農業に興味を持つように、『Dr.STONE』をきっかけに化学に興味を持つようにetc……漫画やアニメをきっかけとして様々な何かを始める人は多いと見受けられます。
それでいいんだよ世の中。皆そうであれ。
そして検索した限り、カバディというスポーツを題材にしている漫画は恐らく『灼熱カバディ』くらいで、それをきっかけにカバディに興味を持った方は多いと思われます。
私もその一人で、灼熱カバディという作品のファンです。
そんなこともあり、カバディなら他のスポーツ程まるでわけわからん状態で見ることになることもないだろうという考えがありました(※これを驕りとも言う)。
カバディのざっくり概要(私が観戦初期に認識していたルール+α)
前述の通り、自分含め現代日本人でカバディのルールをしっかり把握している人の方が少ないと思われますので、大まかなルールを小見出しにしながら本記事を書いていきたいと思います。
各ルールの面白さについても後程記載しますので、お時間ある方は読んでいってくださると幸いです。
有識者の皆様におかれましては、私の記載が超絶間違っていたら指摘してもらえると幸いです。
突然出てくる下手な説明画像については指摘しないでおいてもらえると幸いです。
・概要
カバディとは端的に言うと限られたコート内で行われる超肉体的鬼ごっこです。「走る格闘技」とも呼ばれているそうです。
よくわからん方は今から「ボールが人間になったドッジボール」をイメージしておいてください。
雑に言うと導入としてはそれで合ってます。恐らく。
すみませんやっぱり雑過ぎたかも。
今から色々書きますが、入門知識としては灼熱カバディの1話を読めば大丈夫です。
というかそっちの方が視覚的に分かりやすいので、一度読んでから戻ってきてもらった方が良い気がしてきました。
・ざっくりルール(※以下全て2024年時点)
カバディとは、特定の時間内で攻撃側と守備側に分かれ、お互いのコート内を攻撃←→守備と行き来し合い、得点を稼ぎ合うスポーツです。

・カバディとは
攻撃手が途中で息継ぎをせずに絶えず「カバディ」と言い続けることをキャントと言います。
この間、攻撃手は攻撃を行うことが出来るそうです。
ただし攻撃時間の最大は30秒です(コロナ渦の影響で秒数制限ルールが追加されたそうな)。
・レイド/レイダー(攻撃側)
キャントしながら攻撃することをレイド、攻撃手のことをレイダーと言います。
レイダーは守備側の相手にタッチすることで1人につき1点獲得できます。タッチの方法は手でも脚でも何でも構いません。とにかく肉体が相手に接触すればタッチ扱いになります。
得点状態になった後、自陣(センターラインの向こう)に指一本でも戻ることが出来れば、取得した点数を獲得できます。
戻ることが出来なかった場合(押し倒されたり等)は攻撃失敗です。
・アンティ(守備側)
攻撃を受けている守備側をアンティと言います。最大7人です。
・タッチ
レイダーがアンティにタッチすると1得点となります。
アンティはタッチされるとコート内から出ないといけません(アウト状態)。ドッジボールでボールが当たった人間が外野に出ないといけないみたいなもんです。ただし、味方の攻撃手が1点獲得すれば、その点数分の人数をコート内に戻すことが出来ます。
レイダーにタッチされた人間がアンティ側に出現し、レイダーが自陣に戻るor攻撃失敗となるまでの間の状態をストラグルと言います。

・ボークライン
レイダーが攻撃する際に一度は必ず超えないといけないラインが存在し、それをボークラインと言います。
・ボーナスライン
守備側が6人以上の状態で一歩でもボーナスラインを越えると、攻撃側は相手にタッチにしていなくても1点獲得できます。
※何度越えても1得点のみです。
・ロビー
ストラグル状態になる前段階では越えてはいけないスペースの事です。
ストラグル状態後は、レイダー、アンティ共に越えることが出来ます。
※最低限のことを書いているだけなので、詳細を知りたい方は日本カバディ協会様の公式サイトをご覧ください。
現地に向かう
色々書いてみたは良いものの、私は現状のカバディについてそこまで詳しいわけでもない素人です。
というか(何度も言いますが)スポーツ観戦自体が素人です。
そんな状態で、謎の好奇心からの珍しい行動力が発揮され、私は来る2024年11月17日、全日本カバディ選手権を観戦するべく小田急線に乗りました。
珍しく日曜日に早起きして(試合は9時30分からです)。
アイドルのお陰で「初体験」への意欲が高まっている今のこの瞬間に行動に移すべきだ。
そう思いました。
会場は国立オリンピック記念青少年総合センター。
初めて行く場所です。
敷地内に足を踏み入れた際、敷地内に複数の建物が存在していることを把握しておらず、大会の現場である大体育室がどこにあるのかよく分からなくて正直一瞬迷いましたが、うろちょろしている間に矢鱈とガタイの良い人を発見し、絶対カバディの選手だろと思って着いて行ったら合っていました。
始めて行く二次元ライブで缶バッジがいっぱいついているでっかい鞄を持った人に着いて行けば現場に到着するみたいなもんです。

観戦する(そしてプログラムに助けられる)
コートはAコート、Bコートの2か所に分かれており、各々で試合が繰り広げられています。
私は応援するチームや選手がいないどころか、今試合をしているのがどことどこなのかすら把握できていない状態。
とりあえずこういう時はAを選ぶか(1と2だったら順番的に1を選んどくかみたいな理由)、と思いAコートの観客席へ。
実は会場に到着した頃には試合時間が若干過ぎてしまっていたのですが、席は無事に空いていました。
というか結構空いていました。
座れて良かったと思うべきか、観戦者が控えめなことに複雑さを感じるべきか……。
(と、最初は思っていましたが、この気持ちは最終的に「いやもっとこれ皆見た方が良いよ!!!!!」という力強い主張に変わることになります)
頂いたプログラムに記載してある出場チームと選手一覧を確認しながら、今目の前で試合をしている方々を急いで把握します。
ユニフォームカラーや実際の選手達の写真が掲載されていて、初心者には大変ありがたい仕様。
なんせ知識ゼロでも手元のこの本と照らし合わせれば、今どこのチームの何番の選手が何をしているのか何となく分かりますからね。
↑ こちらからダウンロードもできます。
選手の名前と番号だけではなく、身長や得意なポジション、カバディを始めた年まで書いてある。
プログラムを見て分かったのが、今年始めた選手から30年以上プレイしていらっしゃる選手まで、幅広い方々がチームメイトとして切磋琢磨しているということです。
学生から社会人、新人選手からベテラン選手まで様々な方が参加する大会だとは噂で聞いていましたが、マジでここまで幅広いとは。
女子チームなんて中高生チームがあるよ。
中高生チームなのにカバディを始めた年に「2015年」と書いてある方は一体どんなきっかけでカバディ始めたんだろう。めちゃくちゃ気になる。
ああ、今はこのチームとこのチームの試合なのか。
今攻撃に出ているのは○番の人か。
今1点入ったのはこういう理由からか。
最初はプログラムを常に握りしめ、選手やルールを確認しながら見ていましたが、そのうちにだんだんと内容が頭に入ってきました。
「このチームは守備が上手い気がする」とか。
「あの選手は攻撃が上手いのでは?」とか。
「さっきの動きはこういうことを狙っていたのかな?」とか。
「今のもしかしてフェイントか!?」とか。
「今、相手に背中を向けながらタッチした!?」とか。
「マジで1人で3点も4点も取れるの!?」とか。
「足をキックするように回して相手にタッチするのって本当にメジャーな方法なんだ!」とか。
「守備側が3人以下の状態で守備成功するのってこんなに熱いんだ!」とか。
「正直今目の前で何が起こったのかわかんねーけどおもしれー!!」とか!
気が付いたら私は、厚かましくも最前列の席に陣取り、前めのりで食い入るように、全ての試合に夢中になっていました。

くしゃくしゃになったプログラム
めちゃくちゃ面白い/凄いと思ったこと
実際に見てみると、観戦するだけなら知識はそこまで多くなくても構わない、ということが分かります。
カバディ、とても複雑というわけでは無く、比較的直感で理解しやすいのに、非常に面白いルールのスポーツです(とはいえやはりルールを把握してからのほうが面白みは増しますが)。
スポーツ観戦初心者視点で、カバディというスポーツが面白いと思ったことを書いていきます。
・観戦者が視線を向けるべき場所が分かりやすい
カバディはコートが狭く(男子10m×13m/女子8 m×12 m)、更に攻撃手が攻撃のために出る場所は相手コート、つまりその半分です。
攻撃に出る人は必ず一人だけという事もあり、今どこを見ればいいのか、直感で理解できます。
スポーツ観戦初心者はこの「どこを見れば良いかの把握」で躓くことが多い(※個人の感想です)ので、分かりやすいポイントの一つだと思います。
「えーっと、今どこで何をしているんだ?」という事が起き辛いです。
・試合時間が短い
カバディは30秒以内のキャント間、という限られた時間でしか攻撃が出来ません。
更には1試合は20分ハーフ(女子は15分ハーフ)、タイムアウトを含めても大体1時間以内に終わります。
かなりテンポが良いタイプのスポーツに当たると思われます。
この点も、スポーツ観戦をしたことが無かった人でも入りやすいポイントになるのではないでしょうか?
私、最終的には「うわーもう前半終わっちゃったよ! もっと見たい!」ってなっていましたけれど。
・点差が10点以上離れていても試合がどうなるか分からない
前述のとおりカバディはテンポ速めで試合が進んで行き、得点もかなり動きやすいです。
1回の攻撃で3点以上稼ぐ選手もいるし、守備側が得点するルールも存在します。
攻撃側が大量得点すると、タッチされた守備側の選手はコート外に出ないといけないので(ボールが当たったら外野に行く必要があるドッジボールと同じ感じ)、さっきまで7人も6人もいたコート内の選手の人数が一気に減る事がざらにあります。
つまりは有利不利の入れ替わりがかなり激しいです。
このため、ラスト3分とかで点差がかなり開いていても、その後の展開次第では試合がどうなるか分からないのです。
この事には途中で気が付いたんですけど、10点の得点差があったとしても、それがラスト1分とかじゃない限り全然油断できないスポーツです。
個人的にはこの固唾をのんで見守る感じも楽しめました。
マジでスポーツ漫画読んでいるみたい。
最後に大逆転が起こると「ウワーッ!!!(興奮)(激熱)(様々な感情)」ってなるし、序盤で点差をつけていても「いや、まだ全然油断できない!!」ってなるし。
途中で風呂行けない。
・Do or Dieレイドとかいう面白すぎルール

攻撃が2回連続で無得点となった場合、3回目の攻撃で必ず得点しなければならず、これに失敗するとその回の攻撃手はアウトとなってしまいます。
つまり、3回に1回は必ず場が動くという事です。
審判にDo or Dieが宣言されたタイミングの攻撃は、やっぱりかなり攻めに行くので「ここでこの選手はどんなことをするんだろう?」とワクワクします。
また、相手が今2回連続で攻撃に失敗していると気が付いている場合、敢えて自分の攻撃を数秒で終わらせて自陣に戻り、Do or Dieレイドを相手にさせるという作戦を実行するシーンも沢山見ました。
これ最初はなんでだろう? と思っていたのですが、理解した瞬間に「あー成程!」と膝を打ちました。
そりゃそうだよな、攻撃手をコート外に追い出すチャンスだし。
これもテンポの速さに一役買っているルールですね。
書いていて改めて思ったけれど、カバディって基本的に場の動きが激しいんだ。そりゃ試合時間中ずっと見どころしか存在しないわけだ。
私、全試合「これ決勝戦か?」みたいな気持ちで観戦していましたもん。
・スーパータックルとかいう面白すぎルール

相手の攻撃が成功すればするほど、こちら側の守備人数(コート内人数)は減っていき、当然ですがどんどん不利になっていきます。
こちらも攻撃に成功し、相手を追い出さないといけません。
守備に成功し攻撃手を自陣に戻らせない状態にしても、獲得できる点は1点だけです。
しかし、守備側も得点が加算されるルールがあります。
スーパータックルと言って、守備側の人数が3人以下で守備に成功した場合、1点が加算され、守備側の2得点となります。
守備3人という事はそりゃもう不利な状況です。
このスポーツ、身長が低めの選手はその分筋肉をつけられるので(※カバディには男子85 kg、女子75 kgの体重制限があります)ガタイが良い人が多いです。
力強い攻撃手は、掴んできた相手を力業で引きはがし、這ってでも自陣に帰ってくることが出来ます。
逆に身長が高めの選手は細身とならざるを得ませんが、倒れても手足の長さを生かして指1本で自陣に帰ってくることが出来ます。
守備に成功したい場合、確実に相手を動けなくする必要があります。
守備人数が多い方が安心できるのは当たり前ですよね。
85 kgの重りが増えるか減るかって話になってきますもんね。
スーパータックルって、実際成功させるの難しいと思うんです。
でも、これ、マジで起きる時は起きるんですよ。
これがもうめっちゃ盛り上がる。
カバディは、選手の試合の邪魔になったり審判の判断の邪魔になったらいけないので、基本的に大声での声かけや盛り上がり方はしない観戦スタイルとなっていますが、スーパータックルは流石にうおって声漏れちゃう。流石に会場ざわめいている。(※コート内の邪魔は絶対にしないようにね!)
決勝戦に出ていたチーム、一生最後の3人が守備成功しまくってて内心マジかよファランクスか? って思ったことを覚えています。
・とりあえず面白い
いよいよ雑になってきたな、文章書くの飽きたんか? と思われそうな小見出しを付けましたが、本当にとりあえず面白いんですってこのスポーツ。
攻撃は勿論面白い。
私は今格ゲーでも見ているのだろうかと思えてくるような動きをする選手。
複数人からの守備の手を力で引きはがして、または軽やかに避けて、跳んで、自陣に帰ってくる選手。
引き倒されても、這いつくばって、手を思い切り伸ばして、得点につなげる選手。
守備も勿論面白い。
大人数で一気に囲い込むのが上手いチーム。
少人数でも相手を引き倒すのが上手いチーム。
1対1の意地のもつれあいが生じる瞬間。
審判も凄い。
指1本でも、服の端っこでも、つま先の一瞬でも触れたら得点になるため、その瞬間を見ている必要があるからとんでもない集中力が要ることでしょう。
観客席の私は定期的に今何が起きたのか把握できていないというのに。
各々、その瞬間瞬間を見極めて、どんな動きをすることがベストかをきっと瞬時に判断して、全関係者が自分なりの最高のカバディをしている……。
カバディ、めちゃくちゃ面白い。
そして、「明日仕事だし体力によっては最後までは見れないかもしれないなー」とか最初思っていたスポーツ観戦素人の私は、気が付くと決勝戦まで観戦することになったのでした。

そういえば決勝戦の時の話ですが。
選手の体が観客席の方にとんできそうになってしまった際(動きが激しいスポーツなので)、しゃがんでいる体勢からとっさに横にとんで選手と観客の間の壁になりに行ったスタッフさん、ナイスアンティでした。
もっともっと大きな会場でも試合を開催できるくらい、人が増えたら良いなあ……。
スポーツ観戦を楽しくするコツ
カバディというどちゃくそおもしれえスポーツを見ることが出来て最高の日曜日を過ごした私は思いました。
カバディそのものが面白かったのは当然として、どうしてここまで楽しかったのか。
だって私、マジでスポーツ雑魚ですよ。
自分でやるのは苦手だし、観戦もモニターの前でしかしたことない。
ついこの間まで、まさか自分が生でスポーツを見ることになるとは思っていなかった人間です。
それでも楽しかったんだよ。
なんならまたカバディの試合見に行きたいと思ったの。
この理由はどこから来ているのか、真面目に考えてみました。
・ルールをプログラムでいつでも確認できた
ルールが途中で確認できるかどうか、要は今何が起きているのか把握できるかどうか。これはかなり大きいです。
最初から全部頭に入れることが出来ていなくても、試合を見ながら「今のはこれに該当するのか」「今起きていることはこういうことか」と振り返ることが出来るプログラムの存在は本当にありがたくて、これがあるかないかで私の人生初のスポーツ生観戦体験は全然違うものになったと思います。
・「生」の現場を味わう大切さ
皆さんはバンドのライブに行ったことがありますか?
クラシックのコンサートには行ったことがありますか?
アイドルを生で見た経験はありますか?
お笑いを目の前で見たことは?
そういうものでは無くても、旅行に行って見たかったものを見たり食べたかったものを食べたりしたことはありますか?
何が言いたいかと言うと、「生の空気を味わう」「自ら体験する」って、段違いの感動に繋がると思うんです。
感情を揺さぶられやすいというか。
恐怖をリアルに味わいたいならホラー映画を見るよりもお化け屋敷を自ら歩いた方がドキドキワクワクするじゃないですか。
いやこの例えはなんか違ったかも。
でも言いたいことは個人的には似たようなもんなんです。
論より証拠、百聞は一見に如かず……とはちょっと違うかもしれませんが、肌で感じる重要性ってやっぱりある。
こればかりは、具体的に説明することが難しくて、もう個人の中に芽生えた経験でしかありません。
『アイドルを推したことのない人間がアイドルの武道館ライブに行ってみた』の記事でも同じことを言いましたが、クオリアの領域の話になってきます。
要は主観的なフィーリング。
だから、私の感覚の話はここで終えましょう。
スポーツ雑魚でもスポーツ観戦が心の底から楽しめた。
それが、今ここにある事実です。
次は何をしようか?
私の父親は柔道経験者で、格闘技全般を観戦することが好きです。
知人には射撃をしていた人がいるし、サッカーのサポーターをしていた人もいるし、中学高校大学とずっとテニスをしていた人もいます。
SNSでは卓球やサッカーの観戦をオススメしてもらいました。
そんな感じで、目を向ければ、私のスポーツ観戦の入り口はそこかしこにあります。
興味が無いわけじゃない。
何かを見てみたい、楽しいと思いたい。
そういう気持ちも持っています。
ですから私はこれからも、「スポーツ観戦」に使う時間を適宜作ることが出来たらいいなと思っています。
勿論、突然ガンガン見まくるってことは難しいですが。
徐々にね。
だからですね。
この世に存在する全てのスポーツに「雑魚でも分かる! ○○入門」みたいなルールブックが欲しいです。
いやマジでカバディのあのプログラムの存在がでかすぎたんだよ!
今だから尚更身に染みて分かる、あれはかなり分かりやすく書いてくださっていた。
全スポーツ会場及び配信サイトに入門書的なルールブック置いてくれないかな。無理か。
ルールを把握するって、単純に知識欲を満たすことにもつながりますからね。観戦しながら読めば頭に入りやすいし常に片手に持っていたい。
カードゲームアニメもカードのルールが分かってからの方が面白く感じるし。
スポーツ観戦を布教したい相手がいる方は、入門書を手作りするのもアリかもしれませんよ。
↓ 日本カバディ協会様の公式チャンネル。試合の配信もあります。
↓ マジでありがたかったプログラム。もう一回貼っておく。
