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最近気になっている技術を、5つだけ棚卸ししてみた話

このnoteでは、これまで息子のサッカーの話や自分が作っているアプリの話、それから少し前からは「AIに経営判断を任せてみる」実験の記録(AIカンパニーマガジン)を書いてきました。今回は3つ目のマガジンとして、技術トレンドの話を始めてみようと思います。

とはいえ、ただの技術ニュースまとめにはしたくありませんでした。技術トレンドって毎日のように新しいものが出てきて、正直全部は追いきれません。なので基本は「個人開発者の自分にとって実際に使いどころがありそうか」で絞って紹介する解説回にして、そのかわり週1回くらいのペースで、気になった技術を実際に自分(開発チーム)が小さく検証してみた結果も投稿していこうと思っています。読んで終わりじゃなく、触ってみたところまで見せる、というのがこのマガジンの狙いです。

第1回の今回は解説回です。最近気になっている技術の中から、特に「これは自分のプロダクト作りに関係ありそうだ」と感じた5つを棚卸ししてみました。


MCP(Model Context Protocol)が、思っていたより「当たり前」になっていた

AIエージェントに自分のツールやデータを繋ぐための共通規格として2024年に登場したMCPですが、気づけばClaudeだけでなくChatGPTやGeminiなど主要なAIクライアントがだいたい対応するところまで来ていました。運営元もAnthropic単独から中立的な団体に移管されていて、「一部のAI専用の仕組み」ではなく業界標準という位置づけになりつつあります。

自分にとっての使いどころは単純で、自分のプロダクト(例えば作っているアプリのデータ)向けに1個MCPサーバーを作っておけば、どのAIクライアントからも同じ形で使えるということです。個人開発だと「1回作って色々なところで使い回せる」投資対効果の良さは結構重要なので、これは近いうちに自分でも試してみたいと思っています。

Claude Agent Skills で、「毎回同じ指示をコピペする」問題が減らせそう

Claude Codeの機能として出てきた「Agent Skills」も気になっています。指示書やスクリプト、テンプレートを1つのフォルダにまとめておいて、AIに必要なときだけ読み込ませる仕組みです。しかもこれ自体がオープンな標準として公開されていて、Claude以外のツールでも使える広がり方をしています。

個人開発をしていると、「この作業をするときはこういう手順で」というのを毎回プロンプトに書き直している自分に気づくことがよくあります。それを1回SKILL.mdとして書いておけば使い回せる、というのは地味に効きそうです。実は自分が今実験している「AIに部署を割り振って会社みたいに運営してもらう」仕組み自体も、各部署にルールを書いたファイルを持たせるという意味では近い発想でやっていて、そこと地続きの技術だなと感じています。

AIコーディングエージェントが「補完」から「任せる」に変わってきた

これは自分自身が一番実感している変化かもしれません。少し前まではコード補完・提案が中心だったAIコーディングツールが、指示を出すと計画・実装・テストまで一通り自律的にやってくれるエージェント型に変わってきています。Claude Codeのようなツールを使う開発者の割合も、この1年くらいでかなり伸びているという調査を見かけました。

自分も最近は「コードを一行ずつ書く」よりも「何を作るか指示して、出てきたものをレビューする」という時間の方が増えてきた感覚があります。年間30本リリースを目標にしている自分にとっては、量をこなす上でこの変化はかなり大きいです。

マルチエージェント・オーケストレーション——実はこれ、うちの会社そのものだった

複数のAIエージェントに役割を分担させて協調させる「マルチエージェント」構成も、去年あたりから急速に広まっている印象です。企業だと平均で十数体くらいのAIエージェントを動かしているという調査もあるようです。

正直これを調べていて笑ってしまったんですが、自分が最近始めた「秘書役・経営戦略役・事業開発役・マーケティング役……とAIエージェントに部署を割り振って会社みたいに運営してもらう」実験(AIカンパニーマガジンで書いている話です)は、まさにこのトレンドを個人開発の規模でやっているだけだったんだなと気づきました。トレンドを調べに行ったつもりが、自分がすでにその実践例だったという話です。

Vue 3.6のVapor Mode、既存コードを書き直さずに速くできるらしい

自分が使っているVue.jsの話もひとつ。Vue 3.6で入った新しいコンパイル方式「Vapor Mode」が2026年に入ってfeature completeになり、Virtual DOMを介さない分、かなり高速に動くという報告が出ています。しかも既存のComposition APIのコードはそのままで、コンポーネント単位で少しずつ試せるらしいのがありがたいところです。

これは正直、実際に自分のアプリの一部で試して速度を比べてみないと実感が湧かないタイプの話だと思っています。なので早速、次の検証候補にしようかなと考えています。


まとめ、そして次回予告

こうして並べてみると、AIエージェント関連の話が多めになりました。自分自身が今、AIエージェントに色々任せる実験をしている最中なので、当然といえば当然かもしれません。

今回は「気になっている」で終わっていますが、このマガジンではこれから週1回くらいのペースで、この中のどれかを実際に検証してみた結果も投稿していこうと思っています。うまくいくかは正直わかりませんが、そこも含めてそのまま記録していきます。次はどれを触ってみるか、次回以降お楽しみに。


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