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LUTでホームビデオ(家族Vlog)が映画に!?|初心者パパカメラマンの色編集入門

こんにちは。ホームビデオ(家族Vlog)が好きすぎて動画制作を始めたパパカメラマンのしゃもです。

家族VLOGを始めて少し経つと、ふと気づく瞬間があります。

「どうしても“家庭感”が抜けないな…」

ピントも露出も合っているのに、なんとなく映像がパッとしない。例え、親族しかみないホームビデオであったとしても、せっかくなら映画っぽく美しく、感動的な映像にしたい!
それは、色の整理がまだされていないからかもしれません。カメラが違うからではなく、実は「LUT」というひと工夫をしているだけのことも多いんです。

右側だけLUTを当てたパターン。空と海が鮮やかに。
(shot on iPhone 15Pro)

というわけで、今回はホームビデオとLUTの話をしたいと思います。僕はまだまだ初心者パパカメラマンなので、どちらかといえば、試行錯誤日記みたいなもんになると思いますが、どうぞお付き合いください。

LUTってそもそも何?

LUTの種類によって空の雰囲気が全然違いますね
※画面を4分割してLUT
(shot on OSMO POCKET 3 / 4K30p)

LUT(ルックアップテーブル)とは、映像の色味をまとめて調整するプリセットのこと。写真でいうフィルターに近いですが、LUTは「映像の深さ」まで変えられます。
明るさ、コントラスト、彩度、ガンマカーブ──に対するフィルタ情報を持っており、動画編集の中でLUTを重ねるだけで、どんな映像でもそのLUTが持つ色味、空気感に変化します。
※当然、元の映像の色情報により変化の度合いは違います。

プロの現場では映画のトーンを作るために使われますが、最近は家庭動画でも使う人が増えています。というのも、いまの編集ソフト(DaVinci Resolve、Premiere Pro、Filmoraなど)はLUTをワンクリックで当てられるから。

ホームビデオでもLUTを使うメリット

屋外での撮影では空と木々を鮮やかに。
※右半分のみLUT
(shot on OSMO POCKET 3 /4K30p)

家庭動画は、シーンによって照明もホワイトバランスもバラバラです。リビングでは電球色、屋外では強い日差し──撮影条件がコロコロ変わります。そのまま編集すると「なんか映像がバラついてるな…」と感じるはず。

そこで、LUTを使えば、その色の統一感を一瞬で揃えられるんです。
具体的には:

  • 屋外では空や木々の緑がしっかり発色して“自然に”見える

  • 室内では顔の色がやわらかくなり、照明の黄ばみが減る

  • 複数カメラの映像も同じトーンに揃えやすくなる

つまり、現実を変えるためではなく、撮影条件を整えるためのツール。「家族の動画でも“ちゃんとした映像”に見せたい」と思うなら、LUTは避けて通れません。

同じLUTを使用して屋内でも統一感を目指す
※右半分のみLUT
(shot on OSMO POCKET 3 /4K30p)

実際どうやって使うの?

僕の基本的な流れを紹介します。

①露出とWB(ホワイトバランス)を整える

LUTを当てる前に、まずベースのバランスを調整します。明るさと色温度を合わせるだけで、LUTの効き方が全然違うし、影の強さやコントラストなどもこのタイミングで揃えたり強弱させて雰囲気を作ります。

②撮影した映像を元の色に戻す

(Log撮影の場合のみ実施)
Logデータを元の色味に戻すために、ソフトや公式が配布しているLUTで元の色味に戻します。
この際に、100%にするかどうかは後ほどの調整

③LUTを適用し、強度を調整する

ついに、LUTを読み込みます。適用後、強度50〜70%くらいから試すのがオススメ。最初は「物足りないかな?」くらいで止めるのがちょうどよくて、引き算の感覚で調整するほうが映像が破綻しなくて良いと思います。

④LUTを複数かけて比較する

屋外シーン、室内シーン、夜など、条件ごとにLUTを変えるのもアリ。僕は、風景の場面用と人を映す用、室内や室外など、シーンや狙う雰囲気でを使い分けています。

LUT選びのコツと落とし穴

簡単にイカゲーム風になるがこれはホームビデオか?
(shot on OSMO POCKET 3 / 4K30p)

初心者が一番やりがちなのは、「派手なLUTをそのまま使う」こと。たとえば、映画風のLUTを100%で当てると、子どもの顔が不自然にオレンジっぽくなったり暗部が潰れて表情が消えたりします。
結構、青系のめちゃくちゃカッコいいLUTを導入するも、子どもの顔色が悪くて明るく元気な雰囲気が損なわて嫁に顰蹙を買ったり、なかなか難しいです。

大事なのは、“自然さの中の演出”を意識すること

着物の色が変わりすぎると嫁に怒られます
(shot on OSMO 360 / 4K30p)

あくまでも現実より少しだけ綺麗に、思い出をさらに美しく。そのバランスがホームビデオLUTの黄金比だと思ってます。
それに、慣れてくると、LUTを“自分の好みに合わせてカスタム”するようになります。露出や彩度を調整して、自分だけのトーンを保存しておく。これが意外と楽しいんです。状況ごとに最適な色をプリセット化しておくと、編集時間も短縮できますしね。

ホームビデオにLUTを使って感動を演出

少しフィルムカメラを意識した色味に
(shot on OSMO POCKET 3 / 4K30p)

LUTを使うことは、「ただ残す」から「美しく残す」への一歩です。プロっぽさを出したいわけじゃない。ただ、せっかく時間をかけて撮ったなら、もう少しだけ整えたい。LUTを当てることは事実改変と思う部分もありますが、それよりも記憶や思い出をさらに美しく残したい。

ホームビデオでも、色を整えるだけで見る人の驚きが全然変わります。親戚たちにも、映像を通して、我が子が感じた感動を最大限に感じてほしい。我が子の日常がキラキラ輝いて見えるようになってほしい。そんな想いを実現させられるLUTは最高のツールと思っています。

しかし、奥が深くてまだまだ自分の中で確立出来てません。まぁ、このような試行錯誤している時間も楽しいのでやめられないですね。
いつか我が家用のLUTを作りたいものです。

いつかね。

SyamO 2025.10.15



この記事の大半の映像で使用したカメラはコチラ。
大好きすぎて紹介記事を書いちゃいました。

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