部屋のゆとりは思考のゆとり
はじめに:ひとり暮らし7年目の悟り
ひとり暮らしを始めて7年目、収納ケースは不要だと悟りました。社会人になってから「ミニマリズム」という概念に出会ったことで、この結論に至りました。ミニマリストになる気はさらさらないのですが、考え方自体は参考にしています。つまりは、自分にとって本当に必要なモノだけを残す生活様式を取り入れています(感覚的にはシンプリストと言うほうが近いかも)。
必要なモノを残す過程で手放したのが収納ケースでした。正直、思考停止でぽんぽんと収納ケースを買っていました。生活するためには必要なモノである、と思い込んでいました。けれど、いざ実際に手放してみるとまったく困らないのです。
収納ケースを買おうか悩んでいる、収納ケースをすでに持っている方の参考となれば嬉しい限りです——プライムセール後の記事ですけど……。
かかるコストは、本体代だけじゃない
費用も時間もかかる
収納ケースにかかる費用を考えてみると、案外に高く付くものです。本体代は然ることながら、販売場所までの移動代に処分するときの費用までも含めて考えるべきです。ネットで買ったとしても送料がかかることが大半です。
収納ケースという名前を冠している以上、それなりの大きさがあります。燃えるごみの日に出すことはできず、粗大ごみとして出さなければいけません。粗大ごみ処理券を買う必要も出てきます。捨てるのにお金を払うのは、頭では分かっていても感情的には納得いきません。処理券分のお金を投げ捨てるように感じられてしまいます。
費用面のコストだけでなく、収納ケースを買うために費やす時間的なコストやサイズを測ったり計算したりする労力も必要になります。モノを選ぶ際に比較検討するのが王道な今日、たった1つのモノを買うのに費やす各種コストが高くなっています。
動画を観てイメージを掴んだり購入者のレビューを読んだりしてから購入しています。かと言って買い物に失敗しない訳ではありません。買ったはいいが思っていたのと違った、なんてあるあるですし、この記事がそれを体現しています。なんせ収納ケースを買って失敗したと思っているから書いているのですから……。
今のスペースを活用するのが正義!
ごちゃごちゃ考えて収納ケースを買うより、家に備わっている収納場所に収まるようにしたほうが圧倒的に楽です。ただし仕舞うために収納ケースを買ってはいけません。収納場所にいかにして収めるか、そこは創意工夫で対抗しましょう。
ミニマリストみたいに、とにかく捨てろ! とは言いません。収納場所に収まればよいです。だから、マンガでよくある、押し入れにパンパンに詰め込んでいいと思っています。収まれば正義。力技で解決できるならそれに越したことはない! だって0円でできるんですよ!
繰り返し使えない
ずっと同じ場所に住み続けることはないでしょう。なにかしらの事情により引っ越しする機会が訪れるはずです。
引っ越しする際の荷造りでは、モノを段ボールに詰めなければいけません(それが荷造りなんですが)。収納ケースをそのまま運んでもらえたらいいんですが、段ボールに仕舞わないといけないようです。収納ケースが入る段ボールを買わなければいけません。収納ケースが収納されてどうするん? と思っちゃうのはぼくだけでしょうか。
さて、無事に新居に着いて荷解きをしていきましょう。
段ボールから収納ケースを取り出して、収納場所に置こうとしたら……。は、入らない……。収納場所に収まらなかったケースは別の場所に置くか処分し、収納場所に収まるサイズの新しいケースを買って中身の移し替えも行う。
という経験があるはず。引っ越しをしたことある方なら絶対に経験しています。たくさんのコストを支払ってまで買ったのにも関わらず、引っ越し先で使えないとはなんたる仕打ち!
どの空間でも合う、わけではない。おすすめは折りたたみ式コンテナ
収納ケースはあくまでも「それを買ったときに住んでいる部屋に合う」のであって、「どこの空間にも合う」のではありません。まあそんな魔法のようなケースなんて、この世のどこにもありません。あったら全世界で売れまくっています。
〇〇専用アイテムの汎用性が乏しいように、収納ケースにも汎用性はありません。だったら汎用性があるアイテムを買うか、そもそも買わないほうがいいです。汎用性がある収納ケースなら折りたたみ式コンテナがオススメです。日用品をストックするのに便利だし、なにより使わないときには畳んで仕舞っておけます。
イベント参加勢は紙袋収納がおすすめ
ちなみにコミケ行く勢限定でオススメなのは、頒布物を購入した際にもらえる紙袋を収納として使うこと。ぼくは、それにタオルを入れて、お風呂のドアに引っ掛けています。推しを日常に触れられるので、この点からもオススメ。
収納ケースがない生活
部屋が広い
まず部屋が広く感じられます。視界に入ってくるモノも少ないので、スッキリした部屋に見えます。正確に言うと、壁にポストカードとか飾っているから、部屋全体がではなく床が片付いている状態です。グッズに囲まれて生活するのに幸せを感じるので、壁だけは散らかったママにしています。
部屋がきれいに見えるから収納ケースを手放そう、よりも、収納ケースに費やす労力が不釣り合いだから手放そう、というのが伝えたい内容です。ごちゃごちゃ考えるのが面倒くさいからってのもあるし(だから押し入れに詰め込む力技を推す)、収納ケースに労力を費やすならほかのことに費やすほうがお得だと思います。
モノを買うときも、冷静に
収納ケースを手放して得られたそのほかのメリットは、モノを買うハードルが高くなったこと。収納ケースそれ自体を買うことに抵抗を感じるようになりましたし、衝動買いも減りました。買っても仕舞う場所ないな、と冷静に考えられ、お財布にかかるダメージが軽減しました。
おわりに:余白をつくって、考えてみる
収納ケースを買おうか悩んでいるなら、一旦落ち着いて考えてみてください。いまある収納ケースでも収まるかもしれません。すでに収納ケースを持っているなら、試しに1つ手放してみてください。部屋に出ているケースを物置に仕舞えるようになるかもしれません。
収納ケースがない生活も案外悪くないものですよ。グッズの飾り場所が少なくなるのとトレードオフですが(オタク的にはこれがいちばん痛い)。
文:由良
