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音声作品は想像力で楽しむ【声フェチ】


1日が限界

 諸事情で音声作品を気軽に聴けないときがあります。たとえば、家族旅行。イヤフォンを着ければいつでも聴けるけど、団らん中にイヤフォンを着けるか? という話になります。しゃべってるときにイヤフォンを着けたら、「わたしはあなたともう話す気はありません」と意思表示しているように受け止められるでしょう。
 かと言って音声作品を垂れ流して聴く勇気はない…….。アニソンを垂れ流すのは、自分がオタクなのを知っているし理解できるしてくれているから、問題ない。音声作品は超プライベートな話題です。

 お姉さんキャラによしよしされながら添い寝する音声作品を垂れ流しできるか? そもそもお姉さんキャラの声って艶めかしいし(声優さんの演技力がすんごい!!)、聞こえようによっては要らぬ誤解を招く可能性があります。いやまあ、そういう音声作品も嗜んでいますけど。むしろ大好きなんですけど。

 好きな(性癖にぶっ刺さっている)音声作品を気軽に聴けない環境への耐性は1日が限界。音声作品を聴くのは夜、それも寝る前のリラックス時間です。リラックスし過ぎて寝落ちしまくっているのが玉に瑕です。
 1日目は聴けなくて残念だな―の気持ちを抱えて寝ます。正確に言えば寝るしかない。起床後に思うこと――あー、お姉さんの声が聞きたい。2日目は空き時間ができる度に同じことを考えるし、好きな部分を思い返したりなにを聴こうかと考えたりします。

聴覚と想像力はセット

 音声作品は言うまでもない聴覚優位のコンテンツです。さらに言えば、耳からの情報をもとに脳内でその内容を構築しなければいけないものです。つまりは想像力・空想力が必要なのです。
 マンガやアニメでも聴覚は使いますし想像力・空想力も楽しむためには必要でしょう。だけど、圧倒的に視覚優位のコンテンツであるのは疑いないし、想像力と言っても目の前の映像を理解する能力がより重要です。だから想像力じゃなくて理解力のほうが近いかもしれません。

 聴覚優位のコンテンツには想像力・空想力が必要。想像力・空想力が高いほどその音声作品を具体的にシミュレーションできます。書いてる自分でも「なに言ってんだ……?」と思いますが、音声作品を聴いてニマニマしたりそのキャラと同棲していると思い込んだりするには想像力・空想力が超重要なのです!!
 最初のうちはうまくイメージできません。えっいまどういう状況? と現実に戻ってしまう瞬間が必ずあります。何度もなんども、それも1日目で限界が来る境地まで至ると、現実に戻ることはありません。むしろ戻る前に意識を失っています(寝落ち)。

声が癖なのかも

 ぼくは声優さんが好きの「声豚」です。オタクになった初っ端から声優さんに沼った人間です。もとから声が好きな資質があったんだと思います。端的に表現すると「声フェチ」だったんです。
 声フェチって、ある声が好きなことに加えて「ある声を定期的に摂取しないと稼働できない」性質なんだと思います。ぼくに限って言えば、軽い、ほんとにかるーい中毒症状な気がしないでもないですが。まあそれほどまでに声優さんの演技力が素晴らしいのです。

 声優さんのおかげで声フェチになったのか、もとから声フェチだったから声優さんが好きになったのか――
 ニワトリが先か卵が先かの話でもあります。答え合わせができるのか、それともできないのか。どうでもいい証明を今後の人生でできたらいいなと思います。

文:由良

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