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「がんになったら」最初に読むお金の話

3度休職した私の実体験~傷病手当金・障害年金・団信で家計を守った6年間の実体験~


がんと診断された日。

ほとんどの人は、まず治療のことを考えると思います。私もそうでした。

でも実際に治療が始まり、闘病生活が長くなればなるほど、想像しているよりも不安になって考えなければならなくなるのが「お金」の問題でした。

私は2019年末、40代で直腸(肛門管)がんと診断されました。

その後、放射線化学療法、永久人工肛門(ストーマ)の造設手術、術後の抗がん剤治療、肺転移による手術、XELOX療法、鼠径部リンパ節転移による手術、そして再びのXELOX療法を経験してきました。

気づけば6年以上になります。手術は3回。休職と復職も、何度も繰り返してきました。

正直いって病気そのものも、もちろん怖かったです。でもそれ以上に「この先、お金はどうなるんだろう」という不安で、何度も何度も調べては考える日々をすごしてきました。

幸い私は、傷病手当金・障害厚生年金・高額療養費・がん保険・住宅ローン団信・医療費控除といった制度を利用することができました。

特に住宅ローン団信では、約2,000万円のローン残高が消滅しました。もし知らなかったら、家計はまったく違う状況になっていたと思います。

この記事は、制度解説だけの記事というより、私が、何を申請し、どこで失敗し、どこで助かり、生活が実際にどう変わったのかをまとめた記事です。

ネットで検索すれば、制度の説明は結構出てきます。でも「実際にその制度を使ったら生活はどのようになったのか」まで書かれているものは多くありません。

今まさに診断された方、治療費や生活費が不安な方、家族として情報を探している方、そんなみなさんの参考になれば幸いです。


この記事でわかること

  • 診断直後に確認すべき「お金の地図」

  • 傷病手当金の実際の使い方と落とし穴

  • 障害厚生年金の申請体験

  • 傷病手当金と障害年金の「併給調整」(最重要)

  • 団信で住宅ローンが消滅した実例

  • がん保険の落とし穴

  • ストーマと障害者手帳

  • 高額療養費・医療費控除の実体験

  • 治療が長引くと起きる「お金の空白」

  • 3度休職した私の収入推移


この記事を書いた私のこと

2019年末、40代で直腸(肛門管)がんと診断されました。以来、3度の手術・複数回の抗がん剤治療を経験し、永久人工肛門になりました。何度も休職と復職を繰り返し、自身の希望とはいえ役職の降格(課長職)も経験しました。

社会保険労務士でもファイナンシャルプランナーでもない、ただのサラリーマン患者です。この記事は、自分で調べ、窓口に通い、実際に申請してきた実体験をもとに書いています。


【免責事項】
この記事は筆者個人の実体験をもとに執筆しています。制度の内容・給付額・申請方法・調整ルールは、加入している健康保険・自治体・年金記録・契約内容などによって異なります。また法改正等により変更される場合があります。本記事は特定の結果や給付等を保証するものではありません。最終的な判断は、健康保険組合・年金事務所・市区町村・税務署などの公的窓口に必ずご確認ください。本記事の情報に基づく行動によって生じた不利益や損害について、筆者は一切の責任を負いかねます。


私はこれらの制度によって、・傷病手当金・障害厚生年金・団信による住宅ローン消滅・がん保険給付を受けることができました。

ただし、途中で知らなかった制度や、もっと早く動けば良かったこともたくさんあります。この先は、私が実際に経験したことを時系列で詳しく書いていきます。


診断されたら最初に確認すべき「お金の地図」

がんになると、治療の情報は病院が教えてくれますし、聞く事もできます。

でも、お金の情報は、勝手に教えてくれる人はいませんし、誰にきけばいいかもわかりません。

なので私は最初、何から手を付ければいいのか、まったくわかりませんでした。今振り返ると、がんのお金の制度は、大きく4つに分類できると思います。

①収入を支える制度

働けなくなったときの生活費です。傷病手当金と障害年金(障害厚生年金・障害基礎年金)が中心になります。私の場合、最終的にはこの2つが生活の大きな助けになりました。

②支出を減らす制度

医療費を抑える制度です。高額療養費・限度額適用認定・医療費控除です。

がんと聞くと「治療費が高額になる」と思ってしまいます。でも実際には、高額療養費があるため、医療費はある程度ではありますがコントロールできます。

私の場合、3回の手術を経験しましたが、家計への最大のダメージは医療費ではなく、収入の減少でした。

③借金を消す制度

これは加入していても内容を吟味していない人もいると思います(私です・・・)。住宅ローンの団体信用生命保険(団信)です。

がん特約付きの場合、条件を満たすと住宅ローン残高がゼロになることがあります。私はこの制度に助けられました。※契約内容によって条件は異なります。

④民間保険

加入している人だけですが、がん保険・医療保険も大きな支えになります。ただし商品によって内容がまったく違います。私も「もらえると思っていたのにもらえなかった」という経験があります。契約内容の確認は本当に大切です。


この4つを、どう組み合わせるか。そして、いつ始まり、いつ終わるのか。これを把握しておかないと、ある日突然「思ったよりお金が足りない」という状況になります。私は6年間の闘病で、まさにそれを経験しました。

次から、ひとつずつ説明します。

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記事読んでいただきまして、ありがとうございます😊