日本国宝展
大阪の天王寺にある大阪市立美術館で開催されている「日本国宝展」を見に行きました。これは大阪・関西万博の開催に合わせて行われているもので、全期間を6期に分けて日本各地の国宝135点をを展示替えをしながら見せてくれる大型展覧会です。いわゆる「教科書に載っている国宝」の実物がたくさん見られる貴重な機会です。
先週末に大阪・関西万博に行って大混雑というものを目の当たりにしたばかりで、でも万博にみんな行ってるんでしょ、平日だしGWも終わったし、それほど混雑はしていないのでは?などと考えながら足を運んだわけですが、大甘に甘かったです。美術館の前にはチケットを購入したい人の列と、もうチケットを持っている人の入館列ができていて、私は前売りを買っていましたから入館列に並んだのですが館内が混んでいて入館制限をしているとのことで、少し待たされました。しかも、先月行った時と違って正面階段横のエスカレーターのある入口からは入れなくなっていて、正面の階段を上って入館するようになっていました。(出入り口を一方通行にしたということでしょうかね)

入館してからも当然ながら展示室は大勢の人で溢れており、係の方が「お好きな場所からご覧になって下さい!」「一歩ずつ前に進みながらご覧になって下さい!」「譲り合いながらご覧になって下さい!」と大きな声で呼びかけていました。壁に沿った長い展示ケースの前には(どこの展覧会でもそうであるように)最前列で見たい人が横にずらりと並んで少しずつ左方向へ進みながら見るものですが、この列がなかなか進まないのです。それで係の方の「一歩ずつ前に進みながら」という言葉になったのだと思いますが、こんなに進まない列は殆ど私も経験がなく、でも列から外れると人ごみで見えなくなってしまいますし、どうすればストレスなく見て歩けるのか分からなくなってしまいました。
係の方は「この先、第2会場、第3会場もございます。そちらを先にご覧になって、再入場することも可能です。」とも呼びかけていました。
横並びの列にいたのでは、いつ見終わるか見当もつきませんし、結局人の集中していないような場所を見つけて点々と見て歩くような形になりました。殆ど見えないようなものもたくさんありましたが、もう仕方ないと諦めつつ…。
愚痴はこのくらいにして、今日から展示の始まった与謝蕪村の「夜色楼台図」が最大の目的でしたので、それは人の途切れたころ合いを見て3回くらい見ました。池大雅との競作の「十便十宜図」はそれぞれ1シーンずつの展示で、これは以前にたっぷり見たことがあるから今日は良いかなと、ちらりと見た程度でした(サイズが小さいので、遠くからだと見えないんですよね)。

見られてラッキー!と思ったのは唐招提寺の「鑑真和上坐像」です。こちらは12日間限定の公開だったようで、ノーチェックでしたので本当にラッキーでした。背後からもたっぷり拝見しました。また、大倉集古館の普賢菩薩騎象像も見ることができました。こんなに美しく端正な平安後期のお像を廃仏毀釈から守ってくれてありがとうとしか言えません。先人が守り、伝えてきた文化財を、私たちも大事に守っていかなければという気持ちを新たにしました。


神戸市立博物館で撮影したもの
今回、縄文時代中期の火焔型土器、王冠型土器も展示されていて、それに続けて神戸市立博物館所蔵の5号銅鐸も展示されていました。5号銅鐸は裏に可愛い亀の文様が描かれているんですよね。大好きな銅鐸です。こちらは神戸市立博物館の常設展示室に常に展示されていて、しかも桜ヶ丘の銅鐸一式がいつでも見られますので、ぜひ大勢の方に見に行ってほしいと思いました。

人ごみに疲れてしまい、今日はピンバッジガチャを1回だけやって、ショップでは他に何も買わずに帰ってきました。こうした大型の展覧会は会期の後半になるほど人が多くなるものなので、これから行く予定の方は大混雑を覚悟してくださいね~。
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