本当は教えたくないパウンドケーキ|四半世紀焼き続けるレシピ
わたしのパウンドケーキ − ふんわり、しっとり。基本を極めた別立てレシピ
こんにちは。気温が下がってオーブンの出番が増える季節。
部屋はぽかぽか温まってオーブンから漂うバターの香りに心が癒されます。
今回は、私が四半世紀以上焼き続けている、わたしのパウンドケーキのレシピをご紹介します。
まずは基本のパウンドケーキから
パウンドケーキというとバター・卵・砂糖・小麦粉を同量ずつ使うのが基本です。
シュガーバッター法がポピュラーです。バターに砂糖を加えて混ぜ、卵⇨小麦粉の順にを加えて生地を作る製法です。
パウンドケーキのレシピを探すと、この方法が一番多いのではないかと思います。
この基本のパウンドケーキが上手に焼けるようになったら、自分好みの配合や製法でパウンドケーキをアレンジを楽しんでみましょう。
アレンジの醍醐味を楽しむ
【わたしのパウンドケーキ】は
卵黄多め
砂糖は25%カット
薄力粉の一部をアーモンドプードルに置き換え
卵白と卵黄を分けて泡立てる“別立て法”
バターが「重い」「ずっしり」というイメージがあるかもしれませんが、卵を別立て(卵黄と卵白を分けて泡立てる方法)にすることで、ふんわりと軽く、そして「しっとり」とした食感を実現しています。
卵黄多めでしっとり濃厚な仕上がりに。
アーモンドプードルを配合することで、油分でしっとりと口溶けがよくなります。香ばしい風味とコクも加わります。
贅沢したい日に焼きたいケーキ
配合や製法をアレンジしたら、材料もこだわりたくなります。
バターは発酵バターで風味豊かに。
小麦粉は国産を使えば粉の味がしっかり、外国産を使えば軽やかに。粉を変えるのもまた楽しい。
18cmのパウンド型を使えば、こんもりと膨らんで何とも言えないかわいいフォルムに焼きあがります。
21cmのパウンド型で焼けば、スタイリッシュで上品なフォルムに。
(焼き型の素材によっても焼き上がりに微妙な差が出ますが、そのお話はまたの機会に。)
【私のパウンドケーキ】一口食べると幸せな香りが広がります。贅沢したいなという気分の時に焼きたくなります。工程は少し手間がかかりますが、その価値は十分にあります。
ぜひ、あなたの定番レシピに加えてみてください。
本当は教えたくないパウンドケーキのレシピ

材料(18cmパウンド型1台分)
⏱調理時間:70分(冷ます時間は除く)
発酵無塩バター:120g
薄力粉:100g
ベーキングパウダー:小さじ1/2
アーモンドプードル:30g
卵黄:3個分
卵白:2個分
グラニュー糖(細目):90g
バニラペースト:5g
ラム酒:大さじ1
作り方
【下準備】
バターは室温に戻し柔らかくしておく。
薄力粉とベーキングパウダーは一緒にふるう。
オーブンペーパーを型に敷く。
オーブンを180℃に予熱しておく。
バターとグラニュー糖を撹拌する
発酵無塩バターをボウルに入れ、グラニュー糖45gを3回に分けて加えながら、ハンドミキサーで白っぽくもったりするまでしっかりと撹拌する。卵黄と副材料を加える
卵黄を1個ずつ加えてその都度よく撹拌する。アーモンドプードル、バニラペースト、ラム酒を加えて、均一になるまで撹拌する。メレンゲを作る
別のボウルに卵白を入れて残りのグラニュー糖45gを3回に分けて加えながらハンドミキサーで泡立て、角がしっかり立つ固いメレンゲを作る。生地を混ぜる
2のボウルにメレンゲの1/3量を加え、しっかりと混ぜ合わせます(ここで生地をなじませます)。
次に、ふるっておいた粉類(薄力粉・ベーキングパウダー)の1/3量を加え、ゴムベラでさっくりと混ぜます。
残りの粉類加え、ゴムベラで混ぜる。
最後に残りのメレンゲを2回に分けて加え、ボウルの底から返すように、つやが出るまで切るように混ぜ合わせる。練らないように注意。型に入れて焼く(前半)
生地をパウンド型に入れ、作業台にトントンと軽く落とし空気を抜く。表面をゴムベラで平らにならし、180℃のオーブンに入れ、20分焼く。焼く(後半)
20分経ったらオーブンを開け、生地の中央にナイフで切り込みを入れる。扉を閉め、温度を170℃に下げてさらに25〜30分焼く。焦げそうな場合はアルミホイルで覆う。完成・冷ます
竹串を中央に刺し、生地がついてこなければ焼き上がり。オーブンペーパーごと型から取り出し、網の上で粗熱を取る。ポリ袋に入れて一晩置く。

ここがポイント!
バターは必ず室温に
最も重要なポイントです。バターが硬いと空気の含みが悪くなりふわっとした食感になりません。トロトロと柔らかすぎても空気を含むことができません。指で押すとスッと凹むくらいが目安です。
共立ての場合は卵も室温に戻さなければ分離してしまいますが、今回のような別立ての場合はつめたくてもOK。卵黄のレシチンが乳化するので分離することはありません。
メレンゲは「固く」立てる
しっかりと角が立つ固めのメレンゲを作ることが、このケーキの軽やかさを支えます。砂糖を3回に分けて加えることで、キメの細かい安定したメレンゲになります。よく冷えた卵白の方が泡立てやすいです。
混ぜすぎない、でも恐れない
粉類やメレンゲを加えた後は、練らないように、しかし躊躇しすぎずに手早く混ぜます。ボウルの底から生地を返すように、切るように混ぜるのがコツです。
何度も作って感覚を覚えるのが一番!
一晩寝かせると格別
焼き上がったときの香りは何とも言えずおいしそうです。思わず食べたくなりますが、ぐっと堪えてください!!パウンドケーキは冷めてからが本領発揮。
粗熱が取れたらプリ袋に入れるかラップで包み、常温で一晩(または半日)置いてください。しっとり感が格段に増し、味が馴染んでより美味しくなります。

おわりに
お菓子作りは丁寧な下準備と工程が美味しさを左右します。基本が大事。
発酵バターの豊かな風味と、バニラペーストの甘い香りがたまりません。紅茶やコーヒーと一緒に、午後のひとときを楽しんでいただけたら嬉しいです。
ぜひ一度、お試しください。
【わたしのパウンドケーキ】美味しく焼けますように。
わたし、すずめのレシピはブログでも工程画像付きで紹介しています。
・Instagram @kassa5555
・ブログ すずめの食卓365日
