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寝ながら読書最強スタイル

就寝時、寝ながら本を読んでいる。
しかし、体調や季節の事情で、思うように読めなくなってきた。そこで今のところのベストな「MY寝ながら読書法」をご紹介したい。

歳をとって、本読み最大の問題は「老眼」だ。
デザイナー駆け出しの若い頃、4ポイントや5ポイントの文字サイズで作ったものを、「お客さんが小さくて読めないから、大きくして」と営業に言われたことがある。そのとき僕は、「なんだよ、小さい文字のほうがカッコいいのに。そこは営業が説明しろよ」と思ったしそう言った。

そのとき放ったブーメランが、20数年の時を越えて、見事に後頭部へ突き刺さっている。

特に昔の文庫本は、文字が旧字体だったり、小さかったりする。
40代後半から老眼が始まり、50を過ぎた自分には、正直つらい。今の本は、現代的で、ずいぶん優しく組まれている。「できるだけ読みやすく」という流れなのだろう。

そういうわけで、眼鏡をかけて横を向いて読むしかないのだが、そうすると、こめかみが痛くなることがある。そこでこの問題を解決すべく、フォントサイズを変えられるiPadで読むことに切り替えた。

iPadをホルダーで、自然に目に入る位置に固定。
Kindleで文字サイズを、裸眼で読める大きさに変更。
これで一つ目の問題はクリアだ。

起きているときは紙の文庫も読むが、寝ながら読むならiPadがいい。これで万事解決、と思っていたのだが、もう一つ問題が出てきた。
冬だ。寒い。
手を出して画面をタップし、ページをめくるのが面倒になってきた。腕も疲れるし、肩も冷える。

そこで「めくるだけ」の機能を持ったリモコンのようなものがないか調べてみた。するとあった。
「iPad ページめくり 自動」で検索すると出てくる、「ページターナー」というらしい。ターナー……そういう名前だったのか。やっぱり、不便に思うことは皆一緒だ。

Bluetoothで接続し、ポチッと押せばページがめくれる。戻すこともできるのがいい。

これで腕を布団から出さずに、ページがめくれる。やったね。
Bluetooth接続なのだが、意外と布団を貫通して反応するので自由度が高い。腕の位置が胸でも、腰でも問題ない。ああ、楽ちん。文字は読める、肩は寒くない、手は疲れない。Great!

ちなみに、楽譜の譜めくりアプリもある。
両手を使って演奏する人が、片手を外してページをめくれない問題を解消するために、ウインクでページをめくる、なんてものまである。
「Piascore」というアプリで、自分もたまに使っている。

文字は読める。両手は布団の中でOK。
完璧なシステムに思えた。……が、唯一の問題があった。

布団が気持ちよすぎて、すぐ寝てしまうのだ。
2ページで寝落ち。

環境は整えど、本は進まず。

これぞ本末転倒。
最強のシステムのようで、実は最弱……。
思うようにはいかないものだ 
zzz ……



「日々の泡わ」毎週月曜更新

12月中旬
身内の不幸などもありより一層焦燥感。
「より一層焦燥感より一層焦燥感より一層焦燥感」
早口ことばになりそう。

好きなことばは「夜明け」
嫌いなことばは「風速30メートル」

ではまた来週。

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