父親から言われた「ビリでもいいから1番になれ!」
こんにちは!須崎純一です
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今日は、私の人生に影響を与えた、幼い頃に父親から言われた言葉についてお話ししたいと思います。

私が小学校低学年の頃のことです。私の父は非常に亭主関白で、いわゆる「ワンマン経営者」タイプの人間でした。そんな父と二人きりになった時、唐突にこう聞かれたのです。
「お前はクラスや学校で何か一番のことはあるか?」
小学校1年生か2年生だった私は、その言葉にキョトンとしてしまいました。「何か一番のこと」と言われても、当時の私は何を思い浮かべればいいのか見当もつきません。頭の中を必死にフル回転させて、何か良いことで一番になれるものを探していました。
しかし、どんなに考えても答えが見つからず、沈黙が流れます。すると、父はニヤリと笑って、こう言ったのです。
「悪いことでもいいから1番はないのか?」
その言葉に、私はハッとしたのを覚えています。悪いことで一番…? 遅刻を一番多くするとか、一番よく物を忘れるとか、先生を困らせることばかりしているとか…。そんなことばかりが頭に浮かびました。私がしどろもどろになっていると、父は「よし、それならいい」と満足そうに頷き、その場の会話は終わってしまいました。
当時の私は、経営者である父の言葉の真意を理解することができませんでした。なぜ一番じゃなきゃいけないのか、ましてや悪いことで一番でもいいなんて、全く意味が分かりませんでした。
しかし、大人になった今、改めて父の言葉を振り返ってみると、その言葉の奥底に隠された真意が見えてきたような気がします。父はただ単に「一番になれ」と言っていたのではなく、「どんな小さな分野でもいいから、何かで1番になれるような、尖った部分を磨け」と伝えたかったのではないでしょうか。
一般的に「一番」というと、学業や運動など、良い面で秀でていることをイメージしがちです。しかし、必ずしもそうである必要はありません。短所や欠点だと思っていたことでも、見方を変えれば、自分だけの個性や強みになり得るのです。
例えば、「先生に一番手がかかる生徒」は、裏を返せば「先生から一番目をかけてもらえる生徒」とも言えます。みんなが嫌がるような、泥臭い仕事でも、誰かが率先してやらなければいけないし、そこで一番になることで、自分にしかできない仕事、自分にしか築けない信頼関係を築くことができるかもしれません。
何かで「一番」になるということは、必ずしも輝かしいことばかりではありません。しかし、どんなことにも真剣に向き合い、自分だけの「一番」を見つけることが、人生をより豊かにする秘訣なのかもしれません。
皆さんも、自分の自慢できるところだけでなく、一見短所に見えるようなところも、優しい眼差しで見つめ直してみてはいかがでしょうか? 意外な発見があるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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