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「選択肢を持てなかった僕は、依存と我慢の人生に追い込まれていた」

当時の僕は、
対人恐怖症を患い、精神科に通院していました。

それでも、仕事は休めなかった。

「今の仕事を失ったら、もう再就職できない」
そんな思い込みが、頭の中を支配していたからです。

実際には分からない。
でも当時の僕にとっては、それが 唯一の現実 でした。



人と話すのが怖い。
評価されるのが怖い。
それでも出社し続けました。

追い込まれ、
オーバードーズするところまで行っても、
翌日には何事もなかったように会社に向かっていました。

今思えば、
あれは「頑張り」ではなく、
逃げ道を失った人間の行動 だったと思います。



あのとき、身体で理解したことがあります。

選択肢を持てない人生は、人を依存させる。

選択肢がないと、
• 嫌でもNOと言えない
• 不利な条件でも受け入れる
• 媚びへつらい
• 我慢することでしか生き延びられない

そして、
心はどこかで壊れ、
別の「依存先」を探し始める。

アルコール、薬、過剰な努力。
それは弱さではなく、
選択肢を失った人間の、生存反応 だった。



そこから僕の人生のテーマは、
はっきりしました。

選択肢を増やす。

選択肢があれば、
仕事を選べる。
環境を選べる。
距離を取れる。
最悪、逃げられる。

それだけで、人は壊れにくくなる。



だから今も、
「選択肢を増やすために時間を使うこと」が
とても大切だと思っています。

ただ、現実は簡単じゃない。

仕事と育児の中には、
どうしても 何も生み出さないように見える時間 がある。

保育園の送り迎え。
子どもの寝かしつけ。
頭を使わない、入力だけの作業。

集中もできない。
成長している実感もない。

正直、
「これは機会損失なんじゃないか」
「選択肢を増やす投資になっていない」
そう感じることが、何度もありました。



でも最近、
少しだけ見え方が変わりました。

あの時間は、
選択肢を増やす時間ではない。

けれど、

依存に戻らないための時間
だったのかもしれない。



家族との時間があるから、
極端な働き方を選ばずに済んでいる。

淡々とした作業があるから、
心が暴走せずに保たれている。

「何もしていない時間」があるから、
また壊れずに、立っていられる。



一度壊れた人間は、
いきなり人生を好転させることはできない。

まず必要なのは、
二度と同じ場所に戻らないための土台 だと思っています。

遠回りに見える時間。
成果の出ない時間。

それも含めて、
人生の再構築なんだと、今は感じています。



もし今、
• 選択肢を増やしたいのに動けない
• 何もできない時間に焦っている
• 我慢している自分に嫌気がさしている

そんな人がいたら。

それは、
ちゃんと生き直そうとしている証拠かもしれません。

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