【写真詩】追憶の夏
空と大地の間に
蘇る果てなき旅
夢を描いたあの頃の
私は時空(とき)の迷い人

青空に浮かぶ白い迷い雲
煌めく光と戯れる
夏の日の残像
夏よ このまま終わらないでと
風の揺れに追憶を重ねる
私もまた あの夏の迷い人

遠い記憶
振り返れば あの日のまま
消えない風景が心の中にある
夏の幻し夢の中
何度も 何度も 心に写す
たしかに そこに私がいた
流れる時間(とき)のただ中に刻まれた
たった一つの物語
変わらない丘の風景の
あの眩しい日々は
もう戻ってこない 過ぎ去ったもの
あの夏のいたずらに
二度と戻れない千切れた
まよい雲
巡る命の確かな営みを
時の色彩(いろ)に染めてゆく
時は夏
あの日の光が いまもここにある
たそがれ老人のつぶやき
偶然じゃない、見つけた夏の出会い、17年前に、自分を撮った写真、忘れられていた写真、CDの片隅に隠れていた、繋がった記憶に 思いめぐらせる。
愛車のウインドガラスに映る 自分の姿を、未来の私の為に撮ってくれた、 私という存在を 富良野の風景の一部として。
遠くの空に浮かぶ 白い迷い雲は、解き放された夢の欠片、切なく儚く消えていくけど、想い出の丘は、あの夏の陽炎に育まれて、命溢れる、風薫る恵みの富良野の丘、変わらない風景のままに、今も胸の中に広がっています。
北国の夏、遠い日の記憶、止めどなく溢れる尽きせぬ想い、たたずむ儚い想い、あの眩しい日々は今はもう戻ってこない、過ぎ去ったもの。
当たり前の毎日に
目覚める奇跡
人生の一瞬の光を抱きしめて
北の夏の 遠き記憶を 胸に抱き 目覚むる今を 愛(いと)しみ生きん
私は今というこの愛おしい時を大切に生きていきたい。

