無料記事と有料記事は「情報量」で分けるな。その理由を話します。
ようこそ。
海から風がふわっと入ってくる昼下がり。
私は今日もソファでごろーん。
「……動きたくない。」
隣では黒猫のクロも同じ格好。
完全に営業する気ゼロである。
そのとき。
カラン♪
ドアが開いて、親友のみおが入ってきた。
「ひなたー!noteを書いてるんだけどさ。
無料記事と有料記事って、どこで分ければいいの?」
私は天井を見つめたまま答えた。
「それねぇ……。」
「みんな難しく考えすぎ。」
クロも「にゃ。」と一回だけ鳴いた。
みおは椅子に座る。
「でもさ、有料にすると読んでもらえない気がするし。
無料だけだと売れないし。どうしたらいいの?」
私はゆっくり起き上がる。
「ねえ、みお。」
「ラーメン屋さんで考えてみよ。
外に貼ってあるメニューって無料で見れるでしょ?」
「うん。」
「でもラーメンは注文しないと食べられない。」
「……確かに。」
「これが無料記事と有料記事。」
みおは首をかしげた。
「でも、無料で全部説明した方が親切じゃない?」
私は笑った。
「そこが勘違いなんだよ。」
「親切と、全部教えるは違う。」
クロがカウンターの上に飛び乗る。
「クロもそう思う?」
私は続ける。
「無料記事の役目はね。
『この人の話、もっと聞きたい。』って思ってもらうこと。」
「有料記事の役目は。」
「『じゃあ具体的にどうするの?』を渡すこと。」
みおは少し考え込んだ。
「なるほど……。」
「でも、その境界線が難しいんだよ。」
私はコーヒー牛乳を一口飲む。
「そこには、一つだけコツがある。
実は、多くの人が逆にしてる。
無料で一番大事なところを書いて。
有料で補足を書いてる。
だから売れない。」
みおの目が丸くなる。
「えっ、それ私だ。」
私は肩をすくめた。
「だと思った。」
クロまで「にゃ。」と鳴く。
完全に追い打ちである。
じゃあ、本当はどう分ければいいのか。
読者はどこで「続きが読みたい」と思うのか。
そして、有料記事を買った人が「買ってよかった」と感じる構成はどう作るのか。
ここから先では、私が実際に考えている無料記事と有料記事を分ける3つの基準を、会話形式でわかりやすく紹介します。

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