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【発表】2025年ミスキャンパス流行語大賞

ミスコン超会議が選ぶ2025年度ミスキャンパス(大学ミスコン)の流行語大賞。ノミネートワード5つから大賞が選定されました。

ノミネートワード

候補① 炎上芸

ミス東大の一部ファイナリストなどが意図的にSNSで炎上を仕掛け話題作りをしていたと見られることから「炎上芸」と呼ばれ、話題となりました。過去ミスキャンパス(大学ミスコン)や大学コンテストでは、売名目的で露骨な炎上マーケティングを仕掛けたファイナリストがちょくちょく出てきましたが、そのようなファイナリストを輩出したコンテストは翌年に消滅することになりました(ミス横国やミス都立大など)。しかし、さすがにそこはミス東大、火種は燻り続けるものの深刻な問題にならない程度に抑制されていたので「炎上芸」と称されることになりました。ただ、ミス東大ロマンス詐欺事件の翌年だったにもかかわらず、ミスキャンパス活動の初っ端から個人的な投票特典でWeb投票を釣るファイナリストが続出したことなどは低レベルな争いと評されることとなりました。また、グランプリ受賞者などファイナリストの多くが東大の学部生ではなく、他大学から東京大学大学院に進学してきた院生だったことから「学歴ロンダリング」というワードも盛んに見られました。

候補② 課金ゲー

今年も「課金ゲームに堕ちた」と評される結果となったコンテストが続出しました。残念ながら、近年のミスキャンパス(大学ミスコン)や大学コンテストはライブ配信審査における課金力・集金力勝負の様相が現実となり、まさに「課金ゲー」(課金ゲーム)と言えます。2024年度のミス東大ロマンス詐欺事件、2023年度のミス実践における一部のファイナリストからファンへのDMでの課金応援(投げ銭)要求と支援約束締結などもミスキャンパスが課金ゲーになってしまったことが一因と考えられています。

逆に、そんな趨勢でも課金ゲーに堕ちなかった今年のミス立教、上智大学Sophian's Contest(ソフィアンズコンテスト)などは大学のブランド価値を上げました。『【発表】2025年ミスキャンパス三大美人』でも改めて触れられているように、ミスキャンパス(大学ミスコン)や大学コンテストは大学公認・非公認に限らず在学生の中から当該大学の「顔」(大学の顔)を選出するコンテストです。従って、当然ミスキャンパスや大学コンテストと当該大学のブランド価値は連動しています。グランプリ・準グランプリ受賞者はその後1年間は「大学の顔」になり、殊に公認コンテスト開催大学では大学公式イベントやPRなどに起用され、活躍することになります。とりわけ公認コンテスト開催大学がその期間のMOMなど商業ミスコンへの参加を事実上禁止しているケースが結構見られるのは、過去の受賞者たちの話によると、これが理由だとされています。

候補③ 性的少数者

今年度の大学コンテストは、レズビアンである松澤海優さんがミス中央グランプリ、ドラァグクイーンであるクアラルンプール・とき子さんが上智大学Sophian's Contestグランプリになるなど性的少数者の活躍が顕著でした。これまでも性的少数者の大学コンテスト出場は結構ありましたが、ミス & ミスターコンテストからユニセックスコンテストへの移行が増えたことで逆にここ数年は性的少数者の出場が減り、ジェンダー多様性が失われていました。ユニセックスコンテストによる男女交互受賞や男女一組での正賞選出という新たな性差別が蔓延したことが無関係とは言い切れません。特に昨年からユニセックスコンテストとなった桜美林大学桜コンテストの性差別・ジェンダー差別はかなり酷い深刻なものになっています。

ミス & ミスターコンテスト形式のときは、性自認など自己申告によって出場できるコンテストが拡大傾向にあり、性自認が女性でセックスが男性の候補者や性自認は不明だが女装の男性(男の娘)がミスキャンパスのファイナリストに選出されて出場したり、あるいは男装をする女性がミスキャンパスに出場してそれぞれの「私らしさ」「自分らしさ」を打ち出して活動していました。これらは重要な意味を持ち、性的少数者は「ミス」あるいは「ミスター」のコンテストなので自分とは関係ないと割り切ることもできたし、性自認などによって出場を選択することもできた訳です。

ところが桜美林大学桜コンテストはユニセックスコンテストであるにもかかわらず、正賞のグランプリと準グランプリを男女一人ずつ選出するという暴挙に出ました。性別・ジェンダーを問わないユニセックスコンテストという体裁を装いながら、グランプリは個が選ばれるのではなく、男性1名・女性1名の男女一人ずつを選出するという枠が最初から決まっているのです。これはミス & ミスターコンテスト形式とは比較にならないほどの由々しき性差別・ジェンダー差別です。桜美林大学はキリスト教主義学校なので、もしかしたら「性別は男と女だけ」でLGBTQQIAAPPO2Sといった性的少数者の存在は認めないという宗教的な価値観の表明なのかもしれません。これは同じキリスト教主義学校でもドラァグクイーンのクアラルンプール・とき子さんがグランプリとなった上智大学Sophian's Contestとは対極的です。この違いは、プロテスタントとカトリックの差に起因するものなのか、大学公認と非公認コンテストの差によるものなのか、はたまた偏差値によるものなのか、興味深い現象ではあります。

候補④ 準グランプリの方が〜

昨年の大賞「なんでこの人がグランプリ?」は、グランプリ受賞者より他のファイナリストの方が相応しいのではという純粋な疑問の発露、心の叫びでした。今年はその純粋な疑問の発露、心の叫びの照準が他のファイナリストではなく準グランプリに収斂しました。特にミスキャンパス活動に関心のない世間一般がコンテスト結果のニュースを見て、「準グランプリの方が美人」「準グランプリの方が綺麗」「準グランプリの方がかわいい」という声を上げ、SNSに溢れ返りました。大学公認・非公認に限らず、ミスキャンパス(大学ミスコン)や大学コンテストは「大学の顔」を選ぶものなので、選考過程におけるライブ配信審査という課金ゲームの課金力・集金力など世間一般の人々が考慮するはずもなく、一枚の写真でも魅力を伝えられるFBTI(face-based trait inference)パワーが必要不可欠なのです。一部では「ルッキズム」批判対策とも囁かれましたが、『【発表】2025年ミスキャンパス三大美人』で触れたようにミスキャンパス(大学ミスコン)や大学コンテストがルッキズムを助長するというエビデンスはなく、グランプリ審査において課金ゲームの要素が強いためというのが現実です。

候補⑤ やる気あるの?

今年は「グランプリを取りたい」と言う割にSNSをろくに更新しないファイナリストが多かったことから、シーズン開始当初によく聞かれた言葉です。以前からのミスキャンパスファン、特に「ミスおじ」の相当数が離脱したと見られます。ファイナリストの平均フォロワー数はピーク時と比べて約10分の1、各コンテストの平均総得票数はピーク時から約7割減となりました。これは『【発表】2025年ミスキャンパス三大美人』「総評(ミスキャンパス出場者の遷移)」で触れた通り、出場者のレベル低下が原因と考えられます。

審査・選定方法

本来なら投票を行うところですが、今年は投票するまでもなく突出していたワードをそのまま大賞として選定しました。

ミスキャンパス流行語大賞

準グランプリの方が〜

大賞は多くのミスキャンパスで採用されている投票結果などを参考にしつつ運営が密室で決めるブラックボックスシステムにしようかと思いましたが、公明正大に突出した使用されたワードをそのまま選定しました。2025年度ミスキャンパス流行語大賞は「準グランプリの方が〜」に決定です。去年の繰り返しとなりますが、ミス & ミスターキャンパスコンテストおよびユニセックスキャンパスコンテストは投票結果(得票数)を公開するなど選考・審査プロセスをオープンに透明化することが必要です。

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