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重度だった頃と、いまのお出かけスタイル

お出かけスタイルの話

― 重度だった頃と、いまの私 ―

昔の私にとって、
お出かけ=不安でした。

「出かけた先で発作が起きたらどうしよう」
その不安が常に頭のどこかにあって、
準備そのものが発作対策でした。

今は少し考え方が変わって、
身軽であることこそ、発作予防だと理解しています。


重度だった頃のお出かけスタイル(過去)

まず、基本的な持ち物(財布・スマホ・ハンカチなど)以外に、
本当にいろいろ持ち歩いていました。

バッグは大きめ。
「全部持っていないと不安」で、最初はトート。
でも両手が空いた方が発作時にいいと気づいて、途中からリュックに変更。

中身はというと、

・パニック発作用の薬
・胃薬、鎮痛剤、整腸剤、酔い止め
・充電機(スマホが切れたら終わりだと思っていた)
・薬服用用の小さい飲み物
・エチケット袋
・症状説明メモ(いざという時に見せる用)
・耳栓
・読み慣れた漫画を1冊(気を紛らわせるつもりで)
・小銭を含めた現金
・除菌スプレー、除菌シート

今見ると、「そこまで?」と思うかもしれませんが、
当時は全部が安心材料でした。

物だけでなく、謎の自分ルールもたくさんあって、

・締め付けのある服は避ける
・転倒時を考えてスカンツ率高め
・アクセサリーは肌に触れる感覚がつらいのでNG
・行き先は事前にトイレと休める場所を必ず調べる

今振り返ると、
安心材料を外側にとにかくたくさん持っていたんだと思います。


今のお出かけスタイル(現在)

症状が緩和したこともありますが、
重い荷物が逆に負担になると気づいてから、
「いかに身軽でいるか」を意識するようになりました。

持ち物はかなり減りました。

・バッグ:大きめ → 小さめショルダー(両手が空くのは継続)
・薬:頓服のみ
・充電機:重いのでなし
 (コンビニもあるし、充電スポットもあるし、そもそも0%になることはほぼない)
・飲み物:自販機はどこにでもある
・症状説明メモ:実際に使うことはほぼなかった
・耳栓:イヤホンで代用
・漫画:重いのでなし
・エチケット袋:まず使わない
・除菌グッズ:過剰には持たず最低限

行き先についても、
事前に細かく調べることはほぼなくなりました。
地図があれば、必要な時に目に入れるくらいです。

今、実際にカバンに入っているのは、

・ミニ財布(カードケース用途+お札数枚)
・スマホ
・鍵
・ハンカチ、ティッシュ
・頓服薬
・イヤホン
・除菌シート
・リップ

正直、普通の人の中でも
軽装の部類に入ると思います。

でもこれは、
「減った=強くなった」ではなくて、
自分を信頼できるようになった結果なんだと思っています。


服装は「おしゃれ」じゃなく「安心」

今でこそ着たい服を着ていますが、
20代半ばまでの私は、とにかく
「不調を呼ばない服」一択でした。

・締め付けない
・体温調節しやすい(何枚も羽織る)
・首元に何かある服はNG
・アクセサリーも肌に当たる感覚がダメ
・肌触り重視
・転倒を考えてロングのスカンツ
・ヒール、パンプスは履けない

パニック症の人にとって、
服はおしゃれ以前に装備なんですよね。


まとめ:準備は弱さじゃない

今でも、不安がゼロなわけではありません。

でも、
準備の量ではなく、準備の質が変わりました。

出かけることが、
「怖いもの」から
「選べるもの」になった。

それだけで、十分大きな変化だと思っています。


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