心は、今日も揺れている
心は、すぐに揺れます。
朝は元気だったのに、ひと言で落ち込む。
小さな失敗を、何度も思い返す。
もう気にしないと決めたのに、また考えてしまう。
まるで、水の外に放り出された魚のように、ばたばたともがきます。
静かにしようとしても、すぐに不安や怒りに引っぱられてしまいます。
「こんなことで動揺するなんて」と、自分を責めたくなる日もあります。
ですが、心とは、そもそも簡単には静かにならないものなのかもしれません。
だからこそ、大事なのは「揺れない人になること」ではなく、「揺れながらも整えようとすること」なのだと思います。
湧き上がる感情を見守る。
心は、浮かんでは消える。
騒がしい思いを追いかけず、
ただ静かに眺める。
一瞬一瞬、
心と体の変化に気づいていく。
そのまま受け取り、
反応せず、流していく。
そんな小さな工夫を重ねながら、人は少しずつ自分の心と付き合っていくのでしょう。
年齢を重ねるほど、穏やかに生きられると思っていました。
ですが実際は、歳を取っても心は簡単には静かになりません。
不安もあります。
焦りもあります。
腹の立つこともあります。
それでも、そのたびに自分の心を見つめ直し、「落ち着こう」と思えることが大切なのだと思います。
心は放っておけば、すぐに外へ引っぱられます。
だから毎日少しずつ整える。その繰り返しです。
うまくできない日があってもいい。
また明日、整え直せばいい。
そう思えるだけで、人は少し優しくなれる気がします。

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