【第6・7話:死神カメレオン】
【第6・7話:死神カメレオン】初の前後編大作!ヒトラーの財宝を巡る大決戦……のはずが、ショッカーと本郷猛の「ズレっぷり」が限界突破した件

みなさん、やってまいりました。
初代仮面ライダー全話ガチ全力レビュー、第6回目です!
今回レビューするのは、番組初の前後編にわたる連続大作、第6話「死神カメレオン」&第7話「決斗!万博跡」です。
ナチス・ヒトラーの遺産が隠された「鉄箱」を巡り、ショッカーと仮面ライダーが大阪・万博跡地を舞台に大激突するという、スケール感が一気に跳ね上がった超重要エピソード。
「さすが前後編、これは見応えがあるぞ……」と手に汗握って観ていたのですが、気がつけば、ショッカーのガバガバすぎる設定と、本郷猛の容赦ないサイコパスムーブに、腹筋が崩壊するほど大爆笑していました。
ハイテンションで、今回の衝撃を4つのポイントに凝縮してお届けします!
衝撃1:ショッカー、また本郷を穴に落とす。そして「天井ブチ抜き(2回目)」
ショッカーの知能派怪人・死神カメレオンの罠にはまり、またしても穴に落とされて捕まってしまう本郷猛。
部屋の天井がどんどん下がってきて押しつぶされるという絶体絶命の危機を迎えますが、ここは偽物の箱を渡すという天才科学者らしい知略で見事に難を逃れます。
さあ、ここからが問題です。
本郷猛は、捕まっていた一般人のおじさんを救出してアジトから脱出するのですが……。
皆さん、覚えていますか? 第3話でるり子さんを抱えてやった、あの禁断の技。
そうです。今回も一般人のおじさんを小脇に抱えたまま、アジトの天井をドカーンと頭からブチ抜いて大ジャンプ脱出をかましました!!!(笑)
1ミリも成長していない、一般人の安全を全く考慮しないバイオレンス脱出。
もちろん、抱えられていた一般人のおじさんは、天井を突き破った衝撃(あるいは本郷の頭の硬さへの恐怖)のあまり、一瞬で気絶していました。 本郷、頼むから普通にドアから逃げてくれ!!!
衝撃2:ヒロインるり子、ついに公式で「ストーカー」化。そしてバイク強奪
一方、本郷猛を心配して、はるばる大阪まで追いかけてきたヒロイン・緑川るり子さん。
もうここまで来ると、健気なヒロインというよりは完全に「本郷猛のガチのストーカー」の領域に達しています(笑)。
しかし、我らが本郷猛のストーカーに対するあしらい方は一味違います。
大阪でるり子さんを見つけるやいなや、「危ないから東京へ帰れ!」と説得する……のではなく、るり子さんが乗ってきたバイクを力づくで奪い取り、彼女をその場に置き去りにして、大阪万博跡地へと爆走していきました(笑)。

助けたおじさんは気絶させ、心配して追ってきた女の子からはバイクを奪う。正義の味方の行動としては100点満点中マイナス50点くらいのアウトローっぷりです。
衝撃3:ヒトラーの秘密の財宝、まさかの「地中30センチ」に埋まっている
物語はいよいよクライマックス。本物の鉄箱を手に入れたショッカー軍団は、ついにヒトラーの財宝が隠された場所に辿り着きます。

世界を支配できるほどの凄まじい財宝。ナチスの残党が、何十年もの間、誰にも見つからないように厳重に隠蔽したはずの場所。
ナレーション「ヒトラーの財宝は、地中わずか30センチの場所に埋められていた……」

犬がちょっと庭を掘ったら出てくるレベルの深さ!
セミの幼虫よりも浅い場所に眠っていた世界を揺るがす財宝。それに対して「おおお……!」とめちゃくちゃ大歓喜して盛り上がっているショッカー軍団のピュアな姿を見て、愛おしさが爆発してしまいました。
そして、ショッカーが歓喜のなかで箱を開けた瞬間、「待てい!」箱の中から仮面ライダーが参上します。お前どこで待機してたんだよ!

探せなかった場合どうする気!
衝撃4:初・ライダーキック2発!からの、カメレオンの疑問への冷徹すぎる回答
死神カメレオンとの最終決戦。前後編の大作だけあって、戦闘シーンの気合いの入り方は尋常ではありません。
なんと今回は、あの伝説の「ライダーキック」が豪華に2発も炸裂します!
しかし、2発のキックを喰らっても執念で立ち上がる死神カメレオン。彼は消えゆく意識の中で、どうしても気になって仕方がなかった「ある疑問」をライダーにぶつけます。
カメレオン「ヒトラーの財宝は……財宝は本当にあったのか……?」
自分が命をかけて追い求めた財宝の行方。怪人としての最期の意地。その切ない問いかけに対して、仮面ライダーが放った回答がこれです。
ライダー「ヒトラーの財宝か。あれは太平洋に沈めた(超クールボイス)」
……えええええーーーー!!!(笑)
世界を破滅させる危険なものかどうかしらんけど数十兆円の代物、国宝級の財宝を独断で太平洋に全廃棄!!!
あまりにも身も蓋もない非情な現実を突きつけられた死神カメレオンに対し、ライダーは哀れみの表情ひとつ見せず、トドメの「ライダーチョップ」を脳天に叩き込んで完全制裁。

カメレオンはそのまま爆発するでも消えるでもなく違うシーンへ、死神カメレオンはどうなったん?
前後編にわたる壮大なナチスの財宝サスペンスは、「地中30センチの宝探し」から始まり、「財宝は海にポイ捨て」という、本郷猛の圧倒的なパワーと冷徹さによって幕を閉じました。
ツッコミどころのオンパレードでしたが、万博跡地(エキスポランド)という当時の最先端のロケーションをフルに活かしたバイクチェイスやアクションは、今観ても画面から凄まじい熱量が伝わってきます。
さあ、次回・第8話は「怪奇蜂女」!
初の女性怪人の登場です。本郷猛は女性怪人相手にも、あの容赦ない「ポイ捨て」や「バイオレンス」を繰り出すのか!? 今からハラハラが止まりません!

(編集後記)
今回は前後編ということもあって、ツッコミの打率が10割を超えていました(笑)。特にカメレオンが死に際に「財宝は……?」って聞いてるのに、「太平洋に沈めた」って冷たく言い放つライダー、完全に悪魔のそれでしたよね(笑)。カメレオンが気の毒で仕方がありません。
そして今回のるり子さんですが、本郷を追いかけて大阪まで来ちゃうあたり、ストーカーとしての素質が完全に開花しています。それなのにバイクを奪われて置いていかれるという、不憫すぎる扱い(笑)。でも、万博の景色の中でバイクを奪われて呆然としているるり子さん、やっぱりめちゃくちゃ美しくて最高でした!
みなさんは、ヒトラーの財宝が「地中30センチ」に埋まっていたシーン、どう思いましたか?(笑) ぜひコメントや「スキ」であなたの熱いツッコミを教えてください!
それでは、次回もお楽しみに!
