見出し画像

あの日サンタさんに手紙を書いたように

小さい頃は、毎年サンタさんに手紙を書いたものです。

何日もかけて何にしよう~~とワクワク選んだ末に、「これが欲しいです」って手紙を投函していました。

戦隊もののおもちゃとか、トイ・ストーリーのウッディとか書いた記憶。

(今思うとあの手紙、どこに届いてたんだ??)


それから20年近く時が流れ、26歳の今、欲しいもの。
そりゃいくつかはありますよ。

ちょっといいルームディフィーザー欲しいなとか、いい香りの高級ハンドソープ気になるなとか。

でも。
そういう「物」よりも、やっぱり今一番欲しいのは、「自分らしい毎日」──。


昨日美容院に行きました。

そこでいつも指名させていただいている美容師さんに、
「今年はどんな一年でした?」と聞かれたんです。

今年は、、、
楽しいことがたくさんありました。

楽しみながらいろんな失敗も経験しました。

でもそんな中で、静かに、しかし確実に大きくなる心の声。

「自分の人生、ずっとこのままでいいのか?」

新卒2年目にして気づいてしまった違和感。
去年はすべてがフレッシュで、毎日が楽しかった。

でも今年に入って慣れもでてきて、この仕事向いてないかも?と少しずつ思い始める日々。

うまくはやれてます。
ありがたいことに会社から評価もしていただいているので、端から見たら「向いている」と思われるでしょう。

でも当の本人は、「やっててあまり楽しくない」と気づいちゃったんです。

そのうえ職場に、この人みたいになりたいなという「ワクワクする数年後」も見つけられない。

こんな毎日で人生を溶かしてしまっていいのだろうか?
自分の人生、これで終わっていいわけ??
もっと新しい道を切り拓いていきたい。

そんな想いが少しずつ大きくなっていったんです。


、、、という話を、美容師さんにしてしまいました。

普段は人に胸の内をあまり話さない僕。
ここまで正直な悩み、そして夢は、これまで誰にも話したことがありませんでした。

でもその美容師さんは、自分の軸をしっかり持たれて今のお仕事に取り組まれてらっしゃる、僕にとってまぶしい憧れの存在。

鏡越し、そしてカットをしながらという、美容院特有のある種話しやすい空気感も相まって、つい本音を吐露してしまいました。

もっとワクワクする毎日を生きたいんです。
でもそれが具体的に何なのかが、全然見えないんです。

すると、
「なんでもできるでしょ!だって東大出てるんだから!」と。

いや。東大出てても僕何もできないんですよ。

芯を持ってお仕事されている美容師さんの方がずっとずっと立派で、僕本当に尊敬してるんです。

そんなふうにお伝えしたところ、彼の顔つきが一瞬変わって、こんな一言。


「いやいや違いますよ。
人生で一度頑張れた人は、絶対その後も頑張れるんです。
受験や勉強で頑張ってきたわけじゃないですか。
なら絶対大丈夫です。だって頑張り方を知ってるんだもん」


涙があふれそうになりました。あふれるのを必死でこらえました。

うわ、こんなふうに熱く応援してもらったことないよ、、、
しかも夢を叶えているその美容師さんが語る言葉だから、ストレートに響いてくる。

自分にもできるかもしれない。諦めたくない。


これまでなんとなく恥ずかしくて、どう思われるかわからず怖くて、
人に悩みや夢をほとんど語ってきませんでした。

でもそれらを打ち明けたら、こんなにも優しく、熱く応援してくれる人がいるんだ。

思えば、胸の内にしまい込んだままでは、周りの人は手を差し伸べたくても差し伸べられません。
もらえるはずだった応援や支援も、存在しないのと同じになってしまう。

信頼できる誰かに語って初めて、応援や支援を受け取れる。
そうして夢は、一歩実現に近づいていく。

あの日、サンタさんに手紙を書いたからこそ、プレゼントが届いたように。


▶マガジン

いいなと思ったら応援しよう!