残るもの、流れていくもの
連休中、少しずつ断捨離を進めています。
不思議なもので、私は以前から、
川や海で心を充電すると
そのあと決まって断捨離をしたくなるんです。
たぶん、自然の中に身を置くと、
心の中の執着や凝り固まったものが
無意識に流されていくからでしょうか。
波の音や雲の流れ、朝の光や星の瞬きが、
私の中の滞りをほぐしてくれる。
その浄化のあと、自宅に帰ってくると、
今の自分にはもう不要なものが自然と目に入ってくる。
そして、片づけを始めたくなる衝動が、
ふつふつと沸きあがってくるのです。
先日、久しぶりに訪れた海は
波の動きがほとんどないほど穏やかで、
まるで一枚の絵画のようでした。
翌朝、宿のテラスで海を眺めながら、
朝日が昇るのを待ちました。
そばの林からは、
ひぐらしの「カナカナカナ…」というやさしい鳴き声。
その音が静かな空気をふんわりと包み込み、
海と空の境目が少しずつ色づいていくのを、
ただ見つめていました。
そして、ふらりと入ったカフェで聴いた澄んだピアノの音色が、
心に静かに沈んでいたものを、すっと洗い流してくれた気がします。
そんな時間を過ごしたあとは、
今はもう不要だと思えるものを、
迷わず手放せる感覚があります。
アドラー心理学では、
人の行動は原因ではなく“目的”によって決まると考えます。
私にとって手放すことは、
過去の物を減らすためではなく、
これからの時間をどう生きるかのための選択です。
けれど、その目的がもう必要ないと感じたとき、
「なくても大丈夫」という感覚が静かにやってきました。
そして、心の中にも余白が生まれたのです。
手放すことは、失うことではなく、
新しい自分にスペースをつくること。
あなたの周りや心の中にも、
もう役目を終えたものがあるかもしれません。
もしそれを手放すとしたら、
その先にどんな景色が広がっていると思いますか?
🍀Quiet Words -
心を調律する、深呼吸の時間|No.8
「過去があなたを決めるのではない。
あなたがどこへ行こうとしているかが、あなたを決めるのだ。」
私たちは、過去の出来事や環境によって行動を縛られているように感じることがあります。
けれどアドラーは、行動は原因ではなく“目的”によって選ばれると考えました。 何を手放すか、何を残すかも、過去ではなく未来への目的が決める。
あなたが目指す方向こそが、今のあなたを形づくっていきます。
