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2年ぶりの梅しごと。梅シロップがさわやかさを運んでくるまで

昨年は作れなかった梅シロップ。
今年は子どもと一緒に、古城梅で仕込みました。
2週間かけてじっくり育てた、梅シロップと季節の記録です。

6月15日(日)

これから、2年ぶりに梅シロップを作ります。昨年はタイミングが合わずに作れなかったのですが、今年は夫と子どもから「また作って」とリクエストされてしまいました。私もそろそろ飲みたいと思っていたところ。久々に挑戦します。

用意するもの

梅   1kg
氷砂糖 1kg
酢   1カップ(200㎖)

4リットル瓶
ホワイトリカー 少々
キッチンペーパー
竹串
ボウル
ざる

実は産直で、青梅の実も買っていました。梅シロップを作るためです。買ったのは古城梅という品種で、よく出回っている南高梅よりも触り心地がかため。梅シロップにすると、たくさんエキスが出るタイプのようです。どれだけシロップが出来上がるか、今から楽しみ。

子どもも巻き込んで、美味しい梅シロップを作りたい!と、大盛り上がりのわが家。さっそく子どもと一緒に作業を開始します。

まずは、梅を優しく洗います。

やさしくね。

よく洗った梅の水分を切って、1つずつ丁寧にキッチンペーパーで拭いたら、梅のヘタをとります。竹串を使う細かい作業を、子どもと一緒に行いました。梅が全部きれいだったので、そのまま全部使いました。いつもなら、選定から脱落する梅もあるのですが、今回は優秀です。

真ん中の黒っぽいところがヘタです。
ヘタを取るとこうなります。すっきり。

ヘタをとったら、いよいよ氷砂糖の出番です。
梅と同じ量の1kgを使います。

ここから、子どもたちお待ちかねの作業。

ホワイトリカーを含ませたキッチンペーパーで内側を拭いた瓶に、梅と氷砂糖を交互に入れていきます。

氷砂糖を味見する人発見。
私は一度もやらせてもらえませんでした。

全部入れ終わったら、酢(本当はリンゴ酢がいいけど、わが家は米酢)を1カップ(200ml)入れます。ふたを閉めたら、瓶を振り混ぜます。

最初の水分はこれぐらい。
ほとんど酢です。

これから毎日瓶を振り混ぜながら、様子を見ていきます。

6月16日(月)

エキスが出てきて水分量が上がっています。梅の青みが取れてきました。エキスに浸かっていない実は、茶色に変わっています。でもこれはいつものこと。問題ありません。どれだけエキスが出てくるか、今から楽しみです。
おいしくなあれ。

前日よりもグンと水位が上がっています。

6月17日(火)

梅の実のほとんどがエキスに浸かりそうな勢いです。もうこんなにエキスが出てくるなんて。氷砂糖がゆらゆら溶ける様子もきれいで、ずっと見ていられます。あんなにプリプリしていた梅の実に、少しだけシワが出始めました。

梅が縮み始めました。

6月18日(水)

ほとんどの梅の実がシロップに浸かりました。振り混ぜても氷砂糖と梅の実が分離します。梅の実のほうが軽いので、シロップの中に浮いています。最初のころより、梅の実が一回り小さくなりました。丸かった実が縮んで、シワや凹みがはっきりしてきました。

色が違えば梅干みたいな感じ。

6月19日(木)

氷砂糖が小さくなりました。シロップによく溶けているようです。梅の実のシワが増えています。細かいシワがたくさんできて、シロップの中にすっかり浮いている様子が見られます。

最初より2周りぐらい小さくなったかな。

6月20日(金)

梅の実がさらに縮んで、エキスが増えました。氷砂糖はさらに小さくなって、瓶の底が見えています。梅の実のシワの付き方が、何かに似てるんだけど思い出せない。梅の実からじわじわとエキスが出るのを観察しているだけで、5分経ってしまいました。

梅の実、何かに似ているんだけど、
どうしても思い出せない。

6月21日(土)

氷砂糖がさらに小さくなりました。エキスが上がり、梅と氷砂糖の間が広がりました。ここまでシロップが上がってきたのを見た二男が、「そろそろ味見してあげてもいいんだよ」と言ってきます。でも、完成はまだ先。あせらないあせらない、ひとやすみひとやすみ。

着実に、二男にロックオンされてます。

6月22日(日)

すっかり小さくなった氷砂糖。気温が高いからか、氷砂糖が解けるのが早い気がします。今日も二男に狙われる梅シロップ。氷砂糖が全部溶けてないからまだ完成じゃないよと言ったら、頬を膨らませて不満そうです。急いだって仕方がないんだから、もうちょっと待っててね。

シロップが透き通ってきた気がします。

6月23日(月)

「氷砂糖早く溶けないかなー」と瓶を見張る二男。「そんなに急いでも美味しくならないよ」と私。梅シロップをめぐる二男との攻防は、まだまだ続く予感がします。梅をよく見ると、細かくシワシワになってるのもあれば、大きなシワがよっているものもあります。梅の個性かな。

出来上がりが待ち遠しい。

6月24日(火)

とうとう氷砂糖が全部溶けました。「もう飲めるんじゃない?」と二男が言います。しかし、まだ梅エキスが出ています。「もうちょっと待ってみよう」と声をかけました。ここからは様子を見ながら土曜日ごろまで待つことにします。シロップが澄み渡っていて、なんだか嬉しくなりました。

砂糖は溶けても、エキスはまだ出ているようです。


6月28日(土)

そろそろエキスの出方も穏やかになったので、完成です。

最初の梅の実からするとだいぶ小さくなりました。

待ちかねていた二男も一緒に、梅の実を取り出します。

取り出した実は、ほとんど種です。
果肉部分はすっかり縮んでしまいました。

シロップの色は、過去に南高梅で作ったときに比べて薄いです。味も違うのかな。味見が楽しみになってきました。

ここで、最初からどれぐらいシロップになったのかを見てみましょう。取り出した梅の実の重さをはかってみます。

見づらいけど、328gです。

最初の梅が1kgでした。それが328gまで減っています。672gのエキスが出てシロップになったのですね。二男も暗算で「672g」と正解し、うれしそう。エキスがしっかりと抽出できているようなので、私も満足です。

では早速、お待ちかねの味見。

おいしそう♡

水で薄めて飲んでみると、キリっとした酸味が引き立って、それでいてしっかり甘い。飲んだらシャキッとするさわやかさがあって、とてもおいしいです。梅の酸味がよく出ていて、暑い日にはお勧めの味わい。一緒に味見した二男も大喜びです。炭酸で割って梅ソーダにしたら、さらにさわやかさが際立っておいしくなります。

南高梅で作ったときに比べて、キリっとした味に仕上がりました。南高梅で作ったときは、もうちょっと酸味がまろやかだった気がします。今回の古城梅で作る梅シロップは、梅がしっかり主張している気がします。それが夏らしくて、私は好きです。

出来上がるまでの2週間が、毎日楽しみでした。雨や酷暑で気持ちがげんなりしてしまう日もあったけど、それでも毎朝梅の瓶をのぞく時間に季節を感じられて、私にとっては贅沢なひとときでした。それに、日々ちょっとずつ梅が変わっていく様子が面白かったです。じっくり時間をかけて作った2年ぶりの梅シロップの味は、格別でした。

きっとこのシロップは、秋が来る頃にはなくなるでしょう。だから、また来年も古城梅を買ってきて、シロップを仕込もうと計画しています。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
皆様の夏にも、季節を楽しむひとときがありますように。

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