柿沼友哉選手のオタクが過ごした、2025秋の話
こんにちは。すみです。
私のオタク人生において、すごく大きな出来事が起きたこの約1ヶ月のことを、自分の気持ちの整理も兼ねて残しておこうと思います。
その出来事とは、2025年10月27日、私が応援してやまない野球選手「千葉ロッテマリーンズのキャッチャー、柿沼友哉選手」に、球団より来季の契約を更新しない旨が告げられたことです。

10月26日以前に考えていたこと
10月上旬の戦力外通告の一次期間を終え、空いた枠は支配下10枠。柿沼くんはマリンでの秋季練習に励んでいました。
私はというと、正直結構安心しきっていて来季は一軍ならPayPayドームに行きたいなー?エスコンもいいなー?ファームなら、地区編成変わるから新潟で、もっといろんな球場行きたいなー!なんてのんきに考えていました。
ドラフトの結果、高校生捕手を獲得した時も、でも高校生だし即戦力じゃないし、今年でマリーンズでの選手生活が終わることはないだろう、そう信じていた矢先の出来事でした。
10月27日、発表を受けて
10月27日の夕方、終業までのこり30分ほどというところで柿沼くんのオープンチャットにより、第一報に触れました。柿沼くんからのご報告は文頭に「戦力外通告」の文字があり通知で見えたわずかな文章だけで、事態を理解しました。
心臓がバクバクして、深呼吸をしても落ち着かない。気づけば職場のPCモニターをぼんやり眺めながら、涙がこぼれていました。それでも何とか終業を迎え、涙を流しながら帰路につくと、家に着いた瞬間いろんな感情が一気に溢れ出して声を上げて泣き続けました。
柿沼くんはどんな気持ちでいるんだろう、もう会えないんだろうか、まだやれるはずなのに、どうして、など。あの時考えていたこと、言語化できる範囲だとこんな感じだったと思います。
(友人たちの連絡には返事ができず、その節はご心配をおかけしました。)
私が泣いて過ごしていたその時間にも、柿沼くんはファンの労いの言葉や励ましの言葉に、丁寧に対応なさっていました。そのお人柄にまた泣けてきてしまって。私にはあの時ご本人に贈る言葉が見つかりませんでした。
今後の進路はどうなるのか、引退してしまうのか、どこかで野球は続けるのか、不安が次々に湧いてきて、いつまでも涙と嗚咽の止まらない夜でした。どうしても気持ちが追いつかず、仕事をお休みしてしまうなど、あの時の私はボロボロでした。
それでも、後悔だけは1つもなかった
悲しさと寂しさと、何とも言えない感情でひたすら泣くだけの時間を過ごしながらも、私の胸に後悔はありませんでした。
後悔は呪いです。
あの時こうしていたらよかった、もっとこんなふうにできたはずなのに。この思いは何年経っても消化できません。
別界隈のオタク生活でこれが嫌と言うほど身に沁みていた私は、オタクをする上で「後悔しない」をモットーに応援してきました。
だからこそ、行けるときはできるだけ応援しに球場に行きました。少しでも欲しいと思ったグッズは買いました。今日は出ないかも…と思いながらも常に重たいカメラを背負って行き、柿沼くんの一挙手一投足を写真に収めました。時には、1試合で複数席のチケットを買って、打席と守備で見る角度を変えました。全部を追いかけるなんて無理なことは分かっていたけれど、それでも可能な限り見ていたかったのです。

やらない後悔よりやる後悔。それが私には当てはまることだと、ずっと分かっていたからです。
やるだけやってそれでも後悔するなら仕方ない、そう思える努力をしたかった。柿沼くんのため、なんて綺麗事は言いません。全部自分のためでした。私は私のために、やれることはやりきれるオタクでいたかった。
でも、その甲斐あって、あんなに悲しかった中にも僅かな誇らしさがありました。私はこれだけ一生懸命、千葉ロッテマリーンズの柿沼友哉さんを応援した。それは紛れもない事実で、私の人生を彩ってくれたのは柿沼くんです。
悲しみの中に誇りと感謝があふれて、感情がぐちゃぐちゃでした。
でも、この悲しさから立ち直れたのも、やっぱり柿沼くんの発信の力があってこそ。
発表から立ち直るまでの気持ち
通告を受けた翌々日。柿沼くんがInstagramとnoteを更新し、広く世間に向けて戦力外通告を受けた旨を報告しました。その文面はファンへの感謝、チームメイトや指導者への感謝、裏方さんたちへの感謝と、今後への前向きな言葉が並んでいました。とても綺麗な日本語で、一文一文に惚れ惚れしました。
きっとまだご自身も混乱の渦中であろうに、こんなにも他者への思いに満ちた文章が書ける人なんだと、改めて尊敬の念があふれました。
と、同時にはっと気づきました。私が好きになった柿沼くんは、ファンに自分の退団を悲しんでほしい人なんだろうか?こんなに悲しんでばかりいるファンがいることを、喜んではくれないのではないか?
思えば、柿沼くんは常に前向きな姿をファンに見せてくれる人でした。落ち込んでいる、悔しい、怪我をしている、のようなご自身が辛い状況も、ファンに察されないように笑顔を見せてくれる、そんな人です。今回もご自身の報告文の中で、「前を向いて進んでいく」とおっしゃっていました。きっとファンにも同じ姿勢でいてほしいと願って、背中を押してくれている表現な気がして。今の状況も、ファンには自分の生活を大事にして、前向きに待っててほしいと願っているのではないか。私には、そう思えました。
そこから、前を向こうと意識してみると、私の心に浮かんでくるのはこれからも柿沼くんを応援したいという気持ちでした。
この先、どんな道を選んだとしても好きでいたい。会いに行ける道に進むなら、どこへだって追いかけたい。私の柿沼くんオタクの道は、第一章が終わっただけでまだ続いていくんだ。そんな思いばかりが浮かんできて。
”泣くのは今日を最後にしよう”
自然とそう思えました。
そして、来年以降もオタクをするために、今ある日常を大切にしながら柿沼くんの報告を待ちたい、これが今私にできる1番大事なことなのではないかと考えるようになりました。
この気持ちが10月末から11月上旬の私を支えた希望の光でした。
柿沼くんの進路発表を受けて
「前に進もう」と少しずつ、日常生活を取り戻しつつあった私に、吉報が舞い込んだのは11月13日早朝でした。
サンケイスポーツより「ヤクルトが柿沼を獲得調査」の報道が…!
野生の勘なのでしょうか?何故かこの日に限って4:30に目が覚め、Xのパトロールをしていたら獲得調査報道に触れることになりました。
嬉しくて嬉しくて、浮足立ってヤクルトのことを調べ始め、気づけば早速沖縄本島のキャンプのために航空券をおさえていました(笑)まだ確定じゃない、期待しすぎてはだめだと自分に言い聞かせながらも、心はもう「東京ヤクルトスワローズの柿沼くんをどう応援していくか」でいっぱいでした。
その日から、「きっと確定に違いない!」という気持ちと、「万が一話が流れてしまったらどうしよう」という不安に揺れ動きながら、続報を待つ日々に入りました。
そして、11月18日、正式に東京ヤクルトスワローズから柿沼友哉選手と獲得の基本合意がなされたことが発表されました。報道から5日間、期待と不安で入り混じった日々を経て、正式発表を見た瞬間、嬉しさでまた涙があふれてきました。心の奥がぎゅっと締め付けられて、でも嬉しくてたまらなくて。
喜びで胸が苦しくなる、そんな経験は初めてでした。
戦力外通告の知らせを見てからずっと、この先どんな道に進んでも応援する、そう決めてはいたけれど、やっぱり「NPBの舞台で活躍する柿沼くんを再び応援できる」こんなに幸せなことはありません。まだまだやれると信じてはいても、どうしても応援の機会を失う覚悟もしてしまいました。でもだからこそ、これからスワローズでの柿沼くんの活躍を今まで以上に大切に丁寧に、追いかけていきたいです。
いつか柿沼くんにも訪れる引退の日に、私も、そして柿沼くんも「後悔がない」と、言い切れる未来が来ると信じて。
私の柿沼オタク第一章、完。
私が柿沼くんを知ったのは2019年で、しっかりと応援できたのは2020年以降です。ルーキーから追っていたわけでもないし、この時間は柿沼くんの野球人生のほんの一部でしかないけれど、でもこの6シーズン私は本当に全力で駆け抜けて、マリーンズの柿沼くんのオタクをやり切ったと思います。
プロ野球ファン初心者だったところから始まり、シーズンシートを買ってみたり、遠征したり、柿沼くんを好きにならなかったらしなかったであろう経験をして、いろんなものを得ました。
柿沼くんのおかげで、たくさんの行ったことない場所を訪れて、たくさんの人に出会いました。
自分のことを人見知りだと思っていましたが、優しい方に囲まれてたくさんのお友達もできました。
どうしても車でないと行きづらい球場があって、5年間のペーパードライバーからの脱却もできました。
こんなに楽しくオタクができたのは、仲良くしてくれたファン仲間みんなのおかげでもあります。マリンでも浦和でもビジターでも、行けば誰かしらお話できる人がいて、遠征先で飲みに行けたり、試合終わりにご飯に行ったり、和気あいあいと観戦できるあの環境が大好きでした。協力体制に感謝したこと、数え切れません。私と関わってくれた全てのお友達、知り合い達に感謝しています。本当にお世話になりました。
こんなに本気で誰かを応援できたこと、その時間をみんなと分かち合えたこと、幸せでたまりません。ありがとうございました!
私はマリーンズファンにはなりきれなかったのだと思います…これからはスワローズの柿沼くんを追いかけます。でもきっとこれからも千葉ロッテマリーンズも、そこで出会った皆さんも大好きなままです。
そんな私と、これからもぜひ仲良くしてもらえたら嬉しいです。そしてスワローズファンのお友達を私に紹介してください(笑)
最後に、柿沼くんへ
千葉ロッテマリーンズでの10年間お疲れさまでした。マリーンズ卒業おめでとう!スワローズのユニフォーム姿とっても楽しみです!柿沼くんの未来は間違いなく明るい!!
私にとって柿沼友哉さんに出会えて応援できたこれまでの毎日は、宝物です。あなたのおかげで人生がとっても豊かになりました。そしてこれから、今度はスワローズでの柿沼くんを応援することで宝物がまた増えていきます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
この先もずっと応援させてください。
そして最後にひとつだけ、お願いがあります。どうか、いつも幸せいっぱいで生きてください。柿沼くんの笑顔と活躍がオタクの幸せです!
…長々と書いたけれど、今までもこれからも、伝えたいことは結局この2つ。
ありがとう。大好き。

