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園芸日誌 6月①

暑い季節がやってきた。水やりの判断が難しい。屋上にいる植物は土がよく乾くのでひんぱんに水やりするのだが、あまりびしゃびしゃにすると根腐れしたり、根が怠けて成長しなかったりしそう。甘やかしすぎず、厳しすぎずの塩梅が難しい。最近は「あ、忘れてた」とカラカラな土に水やりするのが一番いいのかもと思っている。もちろんアジアンタムにそれをやったらアウトだけど、種類を選べばそれが一番自然に近い水やりな気がしている。

気温や天気が安定せず危なっかしいので、多肉植物は半断水することにした。1ヶ月に1、2回水やりすればいいかなと思っている。下葉がしわしわになっている子もいるが、冬の完全断水を乗り切れたのだからたぶん大丈夫だろう。不安なら水をやらない、これで行こうと思う。

ビワの苗木を買った。品種名は「田中」。頭でっかちで、売り場で倒れていた。大丈夫かなぁという感じだけど、思い切って買ってみることにする。大きな鉢に赤玉土をたっぷり入れて植え付ける。果樹を育てるのは初めてだ。新芽とか見えないけど、大丈夫だろうか。うまくいくことを祈ろう。
前にパッションフルーツを植えたプランターをふと見たら、なぜか朝顔の芽が出ていた。ちゃっかりしている。近くにいるので種が飛んできちゃったのだろう。抜くのも忍びないのでそのままにする。

ビワ 「田中」

アボカドの鉢上げをした。水耕栽培で種から育てること半年。やっと土へとお引っ越しだ。よくあきらめなかったなと自分の植物熱にあきれる。この情熱をもっと別のことにも向けたいものだ。

アボカド 紫色の茎がかっこいい

挿し木パキラを赤玉土に植え替える。前までは挿し木の強い味方、鹿沼土に植えていたけど、土がびしょびしょになりやすく苔っぽいものも生えてきたので、赤玉土に変更することにした。挿し木パキラは屋上の過酷な環境でずいぶん葉焼けしたけど、今はたくましく新芽を出している。みどり色だった茎も茶色の幹っぽい感じになってきていて頼もしい。親パキラは冬の寒さで枯れてしまったので、同じ遺伝子を持つこの子には長生きしてもらいたい。

村田あやこさんの『たのしい路上園芸観察』(グラフィック社)を読む。私は自分のことを「植物をたくさん育てているひと」だと自負していたが、上には上がいることを思い知らされた。この本、やばすぎる。園芸愛好家垂涎の書だ。すごすぎる路上園芸の写真が説明と共にたくさん紹介されていて、読みながら唸ったり笑ったり感動したりと忙しかった。鉢を割っちゃった巨大シュフレラの写真なんて10回見ても感動する。うちのシュフレラもそれくらい大きく成長してほしいものだ。台湾の路上園芸も紹介されていて、文章も素晴らしかった。

軒先のちょっとした空間をうまく使って園芸を楽しむ様子は、日本の路上園芸と共通するものがあるが、亜熱帯・台湾では、全体的に緑が濃く毛深い。いたるところで鉢から大きく成長した植物が、小さなジャングルをつくり出している。

『たのしい路上園芸観察』(村田あやこ・グラフィック社)

「緑が濃い」という表現はよく読むけど、「毛深い」っていうのは初めて聞いた。とてもいい表現だなぁと思う。地球の毛は草木だ。大事にしなければ。そして単純かつ負けず嫌いの筆者は、家のさらなる緑化を目指してDAISOでミニ観葉を買った。この本に感化されて、置けるところには全て植物を置きたいと思ったのだ。家族に止められるまでは緑化を進めようと思う。

雑草と朝顔に占領されるパッションフルーツの鉢

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