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雑司ヶ谷に残る島村抱月の足跡

2026年7月26日撮影
都立雑司ヶ谷霊園・旧島村抱月墓所

2026年7月26日、久しぶりに都立雑司ヶ谷霊園を訪問しました。2022年12月に墓じまいされた島村抱月先生の区画は相変わらず更地のままです。せめて更地のままであって欲しいものですが、いつかは使用権が売却されてしまうのでしょう。複雑な思いを胸に抱きながらも、時々足を運んでしまいます(関連記事:【東京新聞 2023/6/25】都立雑司ヶ谷霊園・島村抱月墓所の墓じまい)。

しかし、今回は新しい発見もありました。雑司ヶ谷霊園を南進すると程近くに「豊島区立雑司が谷旧宣教師館(旧マッケーレブ邸)」という明治期に建造された木造2階建ての旧宣教師館があります。

2026年7月26日撮影
豊島区立雑司が谷旧宣教師館(旧マッケーレブ邸)正門

階段をのぼり2階に向かうと、そこには竹久夢二の説明板がありました。

2026年7月26日撮影
豊島区立雑司が谷旧宣教師館(旧マッケーレブ邸)2階
2026年7月26日撮影
豊島区立雑司が谷旧宣教師館(旧マッケーレブ邸)2階

よく見てみると、一番右の説明板に、竹久夢二と影響関係にあった文化人として、島村抱月先生が紹介されています。墓じまいの件への言及がありますので、2023年以降に設置されたとみて間違いありません。松井須磨子への言及がないことが少し寂しいです。

雑司ヶ谷霊園の参拝客のうち、どれだけの方々が旧宣教師館を訪問するのかは不明ですが、豊島区の公共施設が、①かつて雑司ヶ谷霊園に島村抱月先生の墓所があったこと、②2022年に墓じまいがされたこと、③島根県浜田市に分骨された墓所があること、を公表した事実には一定の社会的意義があるのではないでしょうか。


短編アニメーション『カチューシャの誕生』

『カチューシャの唄』生誕110年を記念し、松井須磨子協会が製作した短編アニメーションです。ナレーションは長野市出身で元宝塚歌劇団星組男役の朱紫令真さんです。約15分で松井須磨子達の功績を学べます。


プロフィール

堀川健仁
松井須磨子研究者。松井須磨子の功績を次世代に伝えていきたいという想いから、2022年より神楽坂で松井須磨子の研究及び顕彰活動を開始し、2023年に「松井須磨子協会」を設立。また、曽祖母の大叔父は松井須磨子の養父・長谷川友助でもある。


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