「育休取得率100%」の秘密 ー 2025年法改正をチャンスに!キャリアと育児の両立を叶える水星の独自施策
クリスマス当日までの25日間、水星社員が自身の学びや知識を1日1記事ずつシェアする『水星アドベントカレンダー2025』 。本日は、経営企画室の労務を担当する西岡さんが、子育てとの両立を支援するための制度設計について
を語ります。

皆さん、こんにちは!水星で労務担当をしている、経営企画室の西岡です。
「育児支援」や「働き方改革」に関する法制度は、ここ数年、毎年のように細かく改正されています。人事労務担当者にとっては「正直、うちの会社はついていけているのか不安」、そして子育て当事者にとっては「会社の制度が複雑すぎて利用できるかわからない」、という不安もつきものです。
水星では、法律が定める基準を超えて、社員一人ひとりが「水星で働き続けたい」「子育てと仕事を両立できる」と心から思える独自の施策を実施しています。水星の「育児休業取得率100%」は、社員の多様な働き方に本気で向き合って考えてきた結果だと自負しています。
なぜ水星は100%を実現できたのか? それは、単に法律に対応するだけでなく、社員のリアルな悩み(😟ペイン)を解決する(💡ソリューション)ための制度設計を行ってきたからです。
この記事では、まず2025年法改正の重要ポイントを整理した上で、水星独自の具体的な育児支援施策をご紹介します。
子育て中の方、これから育児を迎える方はもちろん、人事労務担当者の方にも、「働きながらの育児=難しい」という漠然としたイメージを、少しでもポジティブな解像度に引き上げられるような内容を考えてみました。固い話ではないので、温かい飲み物片手に、ぜひ気軽に読んでいただけると嬉しいです!

■ 2025年育児関連法改正の重要ポイント
まず、来年以降に適用される主要な法改正のポイントを押さえておきましょう。
①子の看護等休暇の拡充
小学校入学後の「小1の壁」にも対応する形で、小学校3年生の修了時まで利用できるようになり、加えて、学級閉鎖や子どもの行事など、より実態に合わせた理由で休めるようになりました。
名称変更:「子の看護休暇」から「子の看護等休暇」に。
対象子の範囲拡大:従来の「小学校就学前」から、「小学校第3学年修了まで」の子ども(おおむね満10歳まで)が対象に。
取得事由の追加:従来の「病気・怪我の看護」だけでなく、子どもの「予防接種」「健康診断」、さらに「就業しつつ子を養育するための便宜」(例:小学校の下見、PTA行事への参加など)に関する事由も対象に。
対象労働者の拡大:これまで労使協定により取得から除外できた労働者の除外規定のうち、「継続雇用期間6ヶ月未満」の撤廃。
従来は名称通り、病気・怪我の看護が対象でしたが、保育園や小学校ではそれ以外にもいろいろ行事ごとがあるもので、年休なんてすぐ使い切ってしまうのですが、そこにこの「子の看護等休暇」も使えるようになりました。
②柔軟な働き方を実現するための措置の義務化
子どもの成長に合わせて、多様な働き方を企業が準備することが求められ、特に3歳以上の未就学児を育てる家庭での働き方の選択肢が増えました。
具体的には、事業主が、以下の5つの選択肢から2つ以上を選んで制度化し、3歳以上小学校就学前の子を養育する労働者が利用できるようにすることが義務化されました。
【事業主が選択する5つの措置の例】
・始業時刻等の変更(フレックスタイム制や時差出勤など)
・テレワーク等の措置(月に10労働日以上利用可能など)
・保育施設の設置運営等
・養育両立支援休暇の付与(年10日以上など)
・短時間勤務制度
企業の実態・事業に合わせた形で子育てがしやすい環境を整えることが推進されました。
③育児休業取得状況の公表義務の拡大
より多くの企業で男性の育児休業取得率などを公表することが義務付けられ、社会全体で男性育休取得を後押しする流れが強まっています。公表義務の対象企業は、従来は「従業員数1,000人超の企業」でしたが、「従業員数300人超の企業」に拡大しました。
ちなみに、水星/CHILLNNともに、まだ公表義務対象企業には該当しませんが、今後も「男性の育児休業取得率は100%」での実績を維持し、公表できる環境を整えていきたいと思っています。
④育児関連給付金制度の創設・拡充
育休取得による収入減をカバーし、特に産後すぐの時期に父親の育児参加を促す支援が強化されました。
出生後休業支援給付:子の出生後一定期間内に、両親ともに14日以上の育児休業を取得した場合、最大28日間にわたり休業開始前賃金の13%相当額が支給されます。これにより、通常の育児休業給付(67%)と合わせて、休業開始前賃金の80%相当額が支給されます。
育児時短就業給付:2歳未満の子を養育するために時短勤務を選択し、賃金が低下した場合、労働者へ時短勤務時の賃金の原則10%が新たに支給されます。
この給付金は非課税で、出生後の休業期間中は社会保険料の自己負担分(約15%程度)も免除されるため、手取りで比較すると100%相当、つまり休業前の給与を受け取っているのと同等の水準になったということです!
■ 水星が実践する、法定以上の育児支援施策
水星では、先述した法改正への対応はもちろん、「社員のリアルな困りごとを解決する」という思想に基づき、水星オリジナルの子育て支援のための制度を設計しています。ここからは、育児をする従業員からよく聞かれる「😕ペイン」(悩み・課題)と、それに対する「💡ソリューション」(解決策)としての水星独自の取り組みを、いくつかご紹介します。
①時差勤務制度(オフィス勤務社向け制度)
🤔「保育園の開園時刻7時30分に預けても、始業時刻の9時に間に合わない。今日はお迎えはパートナーが行ってくれるから18時以降も働けるんだけど…」
🤔「保育園のお迎えが18時だから、16時半に退勤しなければ間に合わない。始業時刻を前倒してそれまでに8時間勤務時間を確保できれば、フルタイムで働けるのにな…」
子育て中の社員からよく聞かれるペインの1つです。特に都心部の保育園は登園時間が集中するため、朝の準備や送迎で朝の時間がバーストしがちです。
水星では、このペインに対し、時差勤務制度を提供しています。
制度概要: 所定の勤務時間をずらして働くことができる。(例:9時~18時勤務を、9時30分~18時30分に変更)
利用シーンの例:
1. 送迎にゆとりを持つ:始業時間を30分~1時間遅らせることで、朝の送迎に追われず、余裕を持って出社できる。
2. 出社ラッシュ回避:通勤ラッシュを避け、ストレスなく出社できるため、朝から最高のパフォーマンスを発揮できる。
この制度を利用すれば、生活の都合に合わせて勤務時間を調整できるため、「送迎があるから時短勤務にせざるを得ない」という選択を回避し、希望通りの時間・役職で働き続けることができます。
②短日数勤務制度(ホテル勤務社向け制度)
🤔「みんなは8時間シフトが前提になっている中で、自分だけ6時間シフトだとシフト組みが難しそうで気を使ってしまう」
🤔「『あ、保育園のお迎えの時間だ!』となって、業務や接客を切り上げて帰宅しなければならないのも、現場のプロ魂としては心苦しい…」
シフト制だったら融通が効きそうなイメージがありますが、実際の現場では、このような思わぬペインを生み出すことがあります。特にホテル業は、朝から夜まで切れ目なくゲスト対応が必要なため、時短との相性が悪い時があります。
水星では、このシフト制のペインを解決するため、短日数勤務制度を導入しています。
制度概要: 1日あたりの勤務時間はそのままに、週の働く日数を短縮(例:週5日勤務を週4日勤務に変更)
利用シーンの例:
1. プロとして集中できる:働く日はしっかり8時間勤務するため、ゲスト対応の引き継ぎもスムーズになり、「中途半端に帰る」罪悪感なく仕事に集中できる。
2. メリハリのある働き方:働く日と休む日のメリハリがつき、仕事と家庭双方で高い充実感を得ることができる。
短日数勤務は、「現場のプロ意識」と「子育ての両立」を高い次元で実現するための、水星ならではのソリューションです。
③月単位での勤務時間調整制度(全事業部利用できる制度)
最後に、子育て中の社員が最も柔軟に活用できる仕組みをご紹介します。
🤔「18時台に迎えに行かないと延長料金がかかるんです。それに子供は18時過ぎると眠くて機嫌が悪くなるから、それまでに迎えに行きたい…」
「朝は、子供にご飯をあげたり着替えさせたりで、自分の出勤準備もあるし、そんなに早くは家を出れない!」
🤔「でも、仕事時間も確保したいし、しっかりキャリアも積みたいし、成果も出したい…」
多くの子育て世帯が直面する、時間の壁。認可保育園の『標準保育時間』って意外と短いんですね。
水星では、このシフト制のペインを解決するため、法定を守りながら時短勤務中の勤務時間を柔軟に調整できる仕組みを整えています。
ただ、法律(育児介護休業法)では、「1日の時短勤務は6時間までできる」という「時短時間の最低ライン」を定めているだけで、「育児中は、それより長く働くな、残業するな」とは言っていません。水星では制度の趣旨に基づき、「時短をベースにしつつ働ける日は従前どおりに働く」ことができるようにしています。
制度概要:
標準の働く時間数は時短をベースとし(例.一日6時間)、フルタイムで8時間やそれ以上に働ける日はその分働ける(もちろん給与・残業代も支給します)。利用シーンの例(夫婦で時短勤務日を分担する場合)
・パートナーと協力して、月の半分を時短勤務にしています。
・フルタイムの日(パートナーが時短): 19時まで残業も視野に入れてがっつり仕事モード。会議や重要な打ち合わせを集中させる。
・時短の日(本人が6時間時短): 16時00分には退社し、早く帰って子供とラブラブ♡食事・入浴・寝かしつけを担う。
この方法なら、「キャリアを諦めずに、かつ、子供との家庭での時間も大切にする」という両立が可能です。時短勤務期間中であっても、残業が必要な日は仕事に集中し、翌日以降に早く帰ることで調整できます。
制度利用者の声 経営企画室Iさん
「パートナーと協力・分担し、時短期間中も月の半分を「残業OKの日」に充てています。そのおかげで、育児が始まっても時間を要する業務も手放すことなく、キャリアを積めています。時短の日は、保育園のお迎えから、ご飯、寝かしつけまで担当し、子供との時間も充実しています。」
■ 水星が社員と共に目指す、働きがいと安心の両立
水星が目指すのは、「子育ては、キャリアの糧になる」と社員が感じられる・「働きたいけどルール上働けない」とはならない職場環境。多様な社員の働き方を尊重し、未来の成長を共に築いていける会社です。水星の「育休取得率100%」は通過点にすぎません。「働きやすさ」と「働きがい」を両立できる会社として、これからも進化し続けます!
この記事を通じて、「働くことの安心感」や「子育ての経験の解像度」が少しでも上がっていたら、そしてこんな会社でキャリアと育児の両立を実現したいと思ってもらえたら、幸いです。
水星の人事制度や採用情報についてご質問があれば、いつでもお気軽にご連絡くださいね🌴
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