読了:『ツミデミック』
※本投稿はText Studioに2024.9.11に掲載した文章の再掲です
※水涸木犀は、amazonアソシエイトプログラムにて収益を得ています
一穂ミチ『ツミデミック』読了。
コロナや豪雨災害など、近年日本社会を広く悩ませていた病理により、苦しんだ人々を描いた短編集です。
それぞれの章で主人公となる立場の人は、皆己を不幸だと思っている点が共通しています。とりわけ、家にいる日にわけもなくネット巡回をしてしまい、家族に邪魔者扱いされる話は身に覚えがあり胸が苦しくなりました。
しかし、本書は人々の苦しみの根源に鋭く切り込む社会派小説というよりは、
思いもよらない方向に話が展開していくのを楽しむエンタメ小説というふうに位置づけたほうがよさそうです。
個人的にはコロナも豪雨災害も、エンタメに昇華できるほど己の中で消化しきれていないのでちょっと肌に合わなかったです……
◆amazon書籍リンク
いいなと思ったら応援しよう!
執筆には身体が資本! 頂いたチップは、健康管理に役立たせていただきます💨