【祈りを喰む人魚】プロローグ
夜になるたび、眼鏡を外して湖を訪れる少年がいた。
視界をぼやかしたまま水辺に立つのは、「もし落ちても構わない」という願いを抱えながらも、自分では踏み出せない弱さがあったからだ。
そんな少年に声をかけたのは、まだ一度も“祈り”を喰んだことのない若い人魚。
人間を救うことに憧れる彼女は、少年の苦しみに寄り添い、毎夜語り合ううちに、少しずつ彼の心を生きる方へ導いていく。
少年は名も知らない少女との出会いに救われ、少女もまた、大切な存在を救えたと信じていた。
毎夜交わされる小さな言葉は、互いの孤独を少しずつ埋め、静かに心を結んでいく。
これは、優しさだけでは届かない"救い"を描いた、静かな幻想ホラー。
【Music】
2章以降に毎回エンディングソングとして入っております。(約4分)
「祈りを喰む人魚」全話まとめ
筆者(スイ)より
もともと昨年に発信したイラスト(超少ないセリフ付)からアイディアを広げ、今回の #創作大賞2026 #ファンタジー小説部門 として超大編集にしました。
アイディアはずっと胸の内にあったので、こうして形にする機会ができて有難い限りです。
次の話を待ってワクワクしてもらえたり、ムフフしながら読んでいただけると幸いですヾ(*´∀`*)ノ
期日も近いので、一気に更新します(^▽^笑)
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