東大医学部卒麻雀プロが経験した怖い話
はいどうも!
偏差値130、東大医学部卒麻雀プロ杉村健太です!
昨日協会の先輩まれきみふみプロにいきなり、「なんか怖い話ない?」と聞かれた。
それ自体がまずなんか怖いのだが、そこで思わず思い出してしまった話をしよう。
忘れたくて、ずっと考えないようにしていたやつだ。
僕はお化けとか信じていない。
少なくとも、お化けが見えたことがある、なんて人の話は信用していないタイプだった。
でも、昔から妙な感覚、霊感?だけはあった。
「この場所なんかやばいぞ」とか、「今、振り返っちゃだめだ」とか。
言語化はできないけど、確実に何かあるのは感じることができる。
さて、ここからは諸事情により念のためフィクションということにしておこう。
これは、僕がT大医学部の学生だった頃の話。
敷地内に「赤レンガ」と呼ばれてる古い建物がある。
外から見ると普通の歴史ある建物なんだけど、中に入ると妙に静かで、音が吸われる感じがする。
1階から螺旋階段を降りると地下に行ける。
その地下には、やたら長い廊下に、小さな扉がずらっと並んでる。
昔そこが閉鎖病棟だった、という話は有名だった。
今は普通に自習室として使われており、僕たちも班ごとに部屋が割り当てられていた。
だから、なんか怖いねとか言いながらも、みんな普通に使っていた。
その日も、国家試験に向けて勉強しようと、いつも通り一人で地下に降りた。
やけに静かだった。
みんながいる時間帯なのに、物音ひとつしない。
廊下を歩いていると、ふと違和感があった。
廊下の一番奥。
そこに、扉があった。
見たことのない扉。
位置的にあり得ない場所に。
その瞬間、「あ、これは見ちゃいけないやつだ」と思った。
でも同時に妙に冷静で好奇心旺盛な自分もいて、
「今まで気付いてなかっただけだろう」と理屈で押し切ってしまった。
気づいたら、もうその扉の前に立っていた。
取っ手に手をかける。
金属なのに、ぬるい。
ゆっくり開けた、その瞬間
熱風が、顔にぶつかった。
無人のはずなのに。
中は暖房がガンガンとかかっており、真夏みたいに蒸し暑い。
部屋の中を見て、息が止まった。
壁も床も、天井まで
全部ツタで覆われている。
自然に生えた感じではない。
内側から押し広げるみたいに増殖している。
しかも、そのツタ、ゆっくり動いていた。
絡みつくように、じわじわと。
同時に、声がした。
「開けてくれたの?」
その瞬間、全身の血が一気に引いた。
「ここにいてはいけない」
理由もなく、ただそれだけが確信として分かった。
気づいたら扉を閉めて走っていた。
螺旋階段を駆け上がって、地上に出て、
息ができなくなるまで走って、ようやく止まった。
手が震えて止まらなかった。
近くにいた友達を捕まえて、事情も説明せずに
「一緒に来てくれ」とだけ言って、もう一度地下に降りた。
さっきと同じ廊下。
同じ距離を歩く。
でも
一番奥に、扉はなかった。
壁だった。
最初から何もなかったみたいに、
まっさらなコンクリートの壁。
友達は「何言ってんの?」と笑っていた。
でもその時僕は気づいた。
さっき地下に降りた時
見えていた廊下
構造が明らかにおかしかった。
いつもより長かった。
それに。
最後に、閉める直前。
部屋の奥のツタの隙間から
誰かがこっちを見ていた。
顔は見えなかった。
でも目だけが合った。
あれから一度も、「その地下」には降りていない。
ただ、ひとつだけ気になることがある。
だって僕、
あの扉を開ける前に
その部屋が何であるかをなぜか既に知っていたんだ。
………
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