【ひと言相続|不動産】タワマン節税の「物差し」が変わりました
Succeed Real Visionの斉藤です。
たまたま?最近多くの相談があった
タワーマンションの評価について、あらためて触れたいと思います。
かつては、「相続税対策の王道」と言われていました。
しかし今、
その前提が大きく変わっています。
❑ 新旧の違い
〈旧ルール〉
➤ 固定資産税評価額ベース
➤ 高層階ほど評価が低くなりやすい
➤ 実勢価格との大きな乖離が生じる
〈新ルール(2024年以後)〉
➤ 市場価格との乖離をチェック
➤ 区分所有補正率で評価を補正
➤ 極端に低い評価は引き上げ
つまり
“低すぎる評価は是正される仕組み” が入りました。
❑ なぜ見直されたのか
従来は、
同じ価値の資産でも
タワマン高層階だけ相続税が軽い
という「課税の不公平」が問題視されていました。
そこで国税庁は、
市場価格とのズレが大きい物件について、
評価額を実態に近づける方向へルールを改正しました。
❑ 実務へのインパクト
この見直しで最も重要なのは、
「買えば自動で圧縮」ではなくなったという点です。
✔ 節税効果は物件次第
✔ 高層階プレミアは縮小傾向
✔ 個別シミュレーションが必須
つまり、
❌ タワマン=万能の節税策
⭕ タワマン=精密設計型の資産対策
の時代に入っています。
❑ それでも不動産対策は有効
誤解してはいけないのは、
タワマン節税が「使えなくなった」わけではない、ということ。
改正後でも、
賃貸活用
借入金の活用
保有期間の設計
出口戦略
まで含めて設計すれば、
不動産は依然として有力な相続対策です。
ただし、
➤ 評価差だけを狙う時代は終了
➤ 総合的な資産設計の時代へ
ここが最大の転換点です。
❑ まとめ
タワマン節税は、
終わったのではなく、「選別される時代」に入った。
これからの相続対策は、
物件選定 × 借入設計 × 出口設計
この三位一体で考えることが、
失敗しない不動産戦略の鍵になります。
