それでも期待してみる
期待しないほうが楽だと、もう何度も思い知ったよね。
本屋に行くと期待しない習慣や期待しないとうまくいくといった内容の本が目に入る。
期待しなければ、がっかりすることもないし、心が大きく揺れることもないからね。
ただ期待はしてしまうもの。
ここでいう期待とは決して上振れたことを求めるのではなく、当たり前にこなしてくれるだろうという下振れを予想しない態度のこと。
きっと自分の世界での当たり前が損なわれたときに人に失望してしまうのだろう。
自分と同じ考えでいてほしい、同じ常識でいてほしい、同じ熱量をもっていてほしいという気持ちの表れであるのなら、それはあまりにも一方的で強欲なのかもしれない。
期待しないほうが楽だと分かっていても、期待してしまう。その揺れの中で、人は何度も失望しながら、誰かと関わることをやめられないでいる。
そして、今日もまた期待をしてみる。
