見出し画像

なぜ、個人がチームでアニメを作るのか【インタビュー企画第1弾】

今回は、自主制作アニメ『HUEMAN』プロジェクトで、コミュニケーションプロデューサーを担ってもらっている、灯火さんにインタビューしてもらいました。

灯火さんの役職は、AIと相談して決めました

インタビューいただいた内容を、灯火さん目線でまとめてもらったので、今回、連続インタビュー企画の第1弾として公開します。
毎月公開していきますので、よかったらマガジンをフォローしてもらえたらうれしいです。

▽「HUEMAN」がマルっとわかるインタビューシリーズ▽


高校のときの原体験

「H!P」2014年4月号より 神奈川新聞社発行

黒鷹さんの原体験は、高校時代のSF研究部でした。
昔の先輩が立ち上げたヒーローを復活させる。

そんな想いを胸に、衣装担当から関わり始めた黒鷹さんはどんどんのめり込み、気が付けばイソホークスのブラックホークとなっていました。
そう、これが「黒鷹」さんの由来です。

県立大磯高校SF研究同好会(当時)で製作された1本の映画から、3人のヒーローが生まれた。その名は「磯高戦隊イソホークス」。部員がゼロになり、一度は姿を消したヒーローたちだが、2010年に再びその姿を現した。地域で暮らす人々を守るために…。

同上「H!P」より

さらに、自分たちで手掛けた映像作品が、映画甲子園で最優秀賞に次ぐ優秀賞を受賞。映像系の部活や同好会による約1,000作品以上が集まるなかで、栄えある受賞は大きな自信につながったと黒鷹さんは語ります。
*映画甲子園は、NPO法人映画甲子園が運営を引き継ぎ、eiga worldcupとして今も行われています。

*個人的に、最近読んだ朝井リョウさんの「桐島、部活やめるってよ」で映画部や映画甲子園にフォーカスが当たったお話を読んだばかりで、黒鷹さんの映画甲子園受賞歴にひとりで大興奮していました!

人生の見つめ直し

そんな黒鷹さんが、再度自主制作に打ち込んだのは、フリーランス1本に独立したタイミング。

実は黒鷹さんのご両親はデザイナーで、"サラブレッド"的な環境で育ちます。ですが、そんな両親に言われてきたことは「安定しないデザイナーにはなるな」という事でした。

大学ではエンジニア系に進んだ黒鷹さんですが、最終的には自分がやりたい方向に進み、国内外に名の知られる大手クリエイティブカンパニーに入社します。

黒鷹さんが代表を務める合同会社PLANEONのHPより

大手クリエイティブカンパニーだけあり、大規模なプロジェクトや大手協力会社さんとのお仕事が多く、このときの経験が自身の基盤を作ってくれたという黒鷹さん。

一方で、クライアントさんや協力会社さんの期待に十分に応えきれず、板挟みの環境に精神的に苦しい期間が続きます。

そこから、大学時代に在籍していた制作サークルのご縁で2社目に移り、週3日の会社員と並行してフリーランスとしても活動します

最終的に同社でメインとなっていた大型プロジェクトの終了をきっかけに、上層メンバーの年齢等から会社は解散。
黒鷹さんは、フリーランス一本になりました。

夢の切り分け

そんなとき、脚本を勉強し、ほとんど一人で作り上げたのが自主制作アニメ「HUEMAN」です。

実はこの「HUEMAN」制作時は、3ヶ月ほど仕事がない期間だったと黒鷹さんは言います。
もちろん、仕事がないことへの焦りもありましたが、ここで「一度本気でやっておかないと」という想いのほうが強かったそうです。

黒鷹さんが語るのは「夢の切り分け」でした。
クリエイティブに広く関わる仕事をしていると、ついつい自分が本当にやりたいことを見失いがちです。自分が好きでその業界に入ったのに、いつしかクライアントからの依頼をこなすほうに寄ってくる

もちろん、それは悪いことではないのですが、本当にそれでいいのか、自分がやりたいことはこれでいいのかと自問を繰り返す。
灯火自身もライティングを軸に独立した身なので、メチャメチャわかります。

本気で挑戦した先にしか見えない景色がある
だからこそ、仕事がない期間でも、今自分はここで「夢の切り分け」をやっておかないと絶対後悔すると思ったそうです。

結果として、このとき制作した自主制作アニメ「HUEMAN」をきっかけに、黒鷹さんご自身のお仕事にも繋がり、何よりも制作に協力してくれる仲間や応援してくれる方々に出逢えたことが大きかったと黒鷹さんは語ります。

集団制作の化学反応

クリエイターにも色々なタイプの方がいらっしゃいます。
そのなかでも、黒鷹さんが何度も使っていたキーワードは「集団制作」でした。

高校時代の原体験から一貫している、黒鷹さんの根っこにある価値観の一つ、「集団制作」についても聞いてみました。

「確かに、一匹狼タイプというか、『オレについて来い』みたいなクリエイターも多いと思います。
ただ、僕の場合は、自分だけではできない領域や、お互いに意見を言い合うことで意外なアイディアや提案でさらにいい方向に向かったり。

そういうのが好きで、集団制作の楽しさにずっと魅せられています。」

確かに、「自分が考えたコレすごいでしょ!」みたいなイメージはまったくなく、どんどん色々な人を巻き込んでいく黒鷹さんの、根っこの部分に触れられた気がしました。

長年つるんでいく人をベースに

そういう意味で言うと、灯火も黒鷹さんに巻き込まれていった側なのですが(笑)、この「HUEMAN」プロジェクトにあたって、黒鷹さんがどういう方にお声かけしているのかも聞いてみました。

ちなみに、もし「HUEMAN」のプロジェクトに興味あるという方がいらっしゃったら、ぜひ黒鷹さんのXなどにお気軽にご連絡ください。

【黒鷹さんがお声がけしている方】
①作品や手書きアニメ、背景美術など、ご自身の作品をXなどのSNSに投稿されている方
②探求欲があり、「ポジティブ反射」を起こす方

「ポジティブ反射」とは

つながる人を伺っているなかで出てきた、聞きなれないワード。
非常に興味深かったので、詳しく聞いてみました。

探求欲や行動力があり、ポジティブな言動が反射(リフレクト)するような方。向き合わせた鏡に反射する光のように、お互いに反射し合うようなイメージでしょうか。

また、純粋にポジティブな内容で反射(反応)してくれる方みたいな意味もあるようで、前向きに進むエネルギーを大切にしていることが伝わってきます。

「ガッツリ参加するのは難しいけど、興味はある」という方向けに、毎週木曜日に開催している定例会や、「自由に覗いていい部屋」のボイスチャンネルなども用意されているDiscordを活動拠点にしています。

興味がある方は、Discordサーバーにご招待しますので、お気軽にご連絡ください。

毎月お送りするこのインタビューでは、次回は公開済み作品「HUEMAN」と、再始動している「HUEMAN」プロジェクトの繋がりや位置づけ、スケジュール感などをご紹介する予定です!

ぜひ、現在公開中の内容もチェックしてもらえたら嬉しいです!

▽現在、公開しているHUEMANのオフィシャルサイト▽

自主制作アニメプロジェクト『HUEMAN』
コミュニケーションプロデューサー
花邑 灯火

いいなと思ったら応援しよう!